住まいのヒント

SOLSOがアドバイス!グリーンを楽しむインテリアのポイント5選

新生活が始まる人もそうでない人も、この春こそ住まいにグリーンを取り入れてみませんか? インテリアの視点からグリーンを手軽に取り入れる5つのポイントを、SOLSOスタッフのみなさんに聞きました。好きな植物を自分らしく楽しむSOLSOスタッフのご自宅も紹介します!


〇POINT1|ハンギングで空間をめいっぱい活用する

天袋(てんぶくろ)の棚に、さまざまな形のランをずらりと吊るした住まい
天袋(てんぶくろ)の棚に、さまざまな形のランをずらりと吊るした「SOLSO FARM」マネージャー、諸岡和恵さんのお住まい。大好きなランを吊るす場所に困らないことも、この家を選んだ理由のひとつ
カメラマン:永禮 賢 / Satoshi Nagare 出典元:SOLSO FARM BOOK(小学館)

土間の天井に設置したハンガーパイプで、ハンギンググリーンやドライフラワーづくりを楽しむ
「植物をたくさん育てたい」と南向きの物件を購入し、リノベーションしたAさんご夫妻。土間の天井に設置したハンガーパイプで、ハンギンググリーンやドライフラワーづくりを楽しんでいる(お宅拝見『コの字の壁と土間と植物との暮らし』より)


「植物を天井や壁に吊るして楽しむハンギンググリーンは、スペースを有効に使えるのでコンパクトな空間でも楽しめるのが魅力です。写真を見て分かるように、小さな植物もハンギングにすると存在感が際立って空間の主役になるんですよね。
おすすめの植物は熱帯原産の『エスキナンサス』や『リプサリス』など、多肉質で乾燥に強いものです。注意してほしいのは、しっかり水をあげること。吊るしていると土が見えにくいので、つい水やりを忘れて枯らしてしまう方も多いんです。できるだけ手の届く高さに吊るすといいですね」(SOLSOスタッフ・山口 南さん)

吊るす場所は棚やカーテンレールを使ったり、荷重に耐えられる「つっぱり棒」を設置したりすれば手軽に始められます。梁やライティングレールがあれば、うまく活用しても。リノベーションや新築を計画中なら、天井にあらかじめハンガーパイプやフックを取り付けておくと便利です。 


〇POINT2|植物をギュッと集めたコーナーをつくる

日当たりのいい窓辺を、多肉植物や塊根植物、着生ランなどの珍奇植物で埋め尽くした
日当たりのいい窓辺のカウンターデスクを、多肉植物や塊根植物、着生ランなどの珍奇植物で埋め尽くしたのはSOLSOスタッフ・清水葉峰さんのお住まい。ここで植え替え作業をしたり植物を眺めたりする時間が至福なのだそう
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カメラマン:永禮 賢 / Satoshi Nagare 出典元:SOLSO FARM BOOK(小学館)

少しずつ集めてきた植物を、ゲストを迎える玄関の棚の上に集合させた住まい
少しずつ集めてきた植物を、ゲストを迎える玄関の棚の上に集合させたKさんの住まい。高低差やフォルムの個性が楽しい(お宅拝見『新旧の融合と住み開き』より)


植物がたくさんあるなら、一極集中させたコーナーをつくるのもおすすめです。いろいろなフォルムや質感のグリーンがにぎやかに集まると、眺めているだけで楽しい場所に。もちろん、世話の面でも便利です。

「植物は明るい場所が好きなので、おすすめは日当たりのいい窓辺。集まっていると水やりなど管理がしやすいのもメリットですね。もちろん好きな植物を集めるのが一番いいと思いますが、種類によって水やりの頻度が違うので『このコーナーはサボテンだけ』などカテゴリーを決めておくと、世話がしやすくなります」(SOLSOスタッフ・清水葉峰さん)


〇POINT3|アートと組み合わせてみる

SOLSOスタッフの関川さんとイラストレーターの奥様が暮らす、アートと植物が響き合う住まいモダンなアートの存在感に負けない個性的な枝ぶりのグリーンをレイアウト

(左)SOLSOスタッフの関川洋平さんとイラストレーターの奥様が暮らす、アートと植物が響き合う住まい。棚に飾った奥様の作品のかたわらにはエアプランツをラフに置いて。 * カメラマン:永禮 賢 / Satoshi Nagare 出典元:SOLSO FARM BOOK(小学館) /(右)モダンなアートの存在感に負けない個性的な枝ぶりのグリーンをレイアウト(お宅拝見『ヴィンテージマンションと穏やかな暮らし』より)


絵画や写真、陶芸などのアートと植物を組み合わせると、手軽に目を引くコーナーが完成します。あまり難しく考えず、でも自分なりのテーマを決めて組み合わせてみるのがポイント。

「何を選んでいいか迷うかもしれませんが、インテリア全体のテーマを決めて、それに沿ってアートと植物を選ぶと始めやすいです。ルールはありませんが、はっきりした色を使ったアートには、グリーンの色が濃い植物が似合いますね。私の場合、繊細なアートには繊細な葉の植物、大胆なアートには大きな葉や変わった形の葉の植物といったように、アートの雰囲気によって品種を変えて楽しんでいます。植物を含めた空間全体がアートになるようでおもしろいですよ」(SOLSOスタッフ・山口 南さん)


〇POINT4|ポットにこだわって雑貨感覚で楽しむ

窓辺に並べたサボテンは、古いマグカップをポットカバーに
窓辺に並べたサボテンは、古いマグカップをポットカバーに。ハンギンググリーンとの組み合わせも楽しい(お宅拝見『新旧の融合と住み開き』より)

アンティークチェストの色に合わせて並べた色の濃い多肉系植物
SOLSOスタッフ、増田 晃さんの書斎。お気に入りのアンティークチェストの色に合わせて並べた色の濃い多肉系植物は、ポットをテラコッタ色やブラック、グレーなど落ち着いた色で統一。窓から離れた場所なので、日陰に強い品種をセレクトしたそう
カメラマン:永禮 賢 / Satoshi Nagare 出典元:SOLSO FARM BOOK(小学館)


合わせるポットやポットカバー(底に穴が空いていないもの)によっても雰囲気が変わるのがインドアグリーンの楽しさの一つ。素材も陶器やテラコッタ、樹脂、ラタンやアイアンなど豊富で目移りしてしまいます。インテリアに映えるもの、植物をかっこよく見せてくれるものを雑貨感覚で選んでみましょう。

「例えばモダンな部屋にはシャープな樹脂、ナチュラルな部屋には木や竹など、インテリアとの相性で決めるのも一つの基準です。ただし大きな植物を陶器製など重いポットに入れると掃除や移動のときに大変なので、例えばプラスチックのポットに植え込んだうえで、好きなデザインのポットカバーを組み合わせるなどがいいですね。
棚やテーブルの上に置く場合は、家具の素材やテイストに合わせるのも楽しいです。何個か並べるときは、植物それぞれのシルエットに合ったポットを選んでみて。アートを選ぶように、色や素材をポイントに選ぶのもいいですね」(SOLSOスタッフ・増田晃さん)


〇POINT5|キッチンやバスルームにも飾ってみる

調理の邪魔にならないハンギングタイプを中心に、グリーンを楽しんで料理ができるキッチンに
リノベーションした住まいにIKEAのキッチンを入れたLさんご夫妻。調理の邪魔にならないハンギングタイプを中心に、グリーンを楽しんで料理ができるキッチンに(お宅拝見『優しさと無骨さ』より)

窓辺に吊るした苔玉仕立てのビカクシダが白い空間を大胆に彩る
窓辺に吊るした苔玉仕立てのビカクシダが白い空間を大胆に彩る、「SOLSO FARM」マネージャー・諸岡さんの自宅バスルーム。湿気を好むビカクシダにとってバスルームはぴったりの環境
カメラマン:永禮 賢 / Satoshi Nagare 出典元:SOLSO FARM BOOK(小学館)


キッチンやバスルーム、洗面室など毎日使う場所にグリーンを置くと、慌ただしい日々の中にもリラックスした時間を持てます。料理や身支度の邪魔にならず、場所の環境に合ったものを選ぶのがポイントです。

「日当たりと風通しがよければ、キッチンにおすすめなのがハーブの鉢植え。パクチーやバジル、オレガノなど育てやすいものが多いし、気軽につみ取って料理に使えるのが楽しいんです。スペース的に置くのが難しければ、棚などを使ってハンギンググリーンを楽しむのもいいですね。
バスルームや洗面室は湿気がこもりやすいので、シダ植物やビカクシダ(コウモリラン)など湿度を好む植物がおすすめです。可能なら光や風が入る窓辺がベスト。水で汚れやすいので、ハンギングが管理しやすいです。
どの部屋に置く場合もそうですが、いいなと思う植物を見つけたら原産地を調べてどんな環境で育ったかを知り、置く場所に合っているかをぜひイメージしてみてくださいね」(スタッフ・諸岡和恵さん)


インテリアの楽しみをぐっと広げてくれるインドアグリーン。飾り方や家具とのコーディネート、色の組み合わせ方などによって、部屋の雰囲気を大きく変えてくれます。ライフスタイルや好みのインテリアに合わせて、少しずつ手を加えて楽しみましょう。


 
writing:石井妙子
タイトル写真提供:カメラマン:永禮 賢 / Satoshi Nagare 出典元:SOLSO FARM BOOK(小学館)