住まいのヒント

SOLSOが薦める、冬に選びたいグリーンと手入れのコツ

新しい年の訪れに、「何か新しいことを始めてみようかな」と心が踊る季節。
新年を機に、グリーンのある暮らしを始めてみませんか?「冬は寒いし日が当たる時間も短いし、うまく育てられるか心配……」と思うかもしれませんが、選び方や育て方に少し気をつければ大丈夫。
「SOLSO HOME Futako」マネージャーの山口優さんに、この季節だからこそ魅力を感じられるグリーンとお手入れのコツを伺いました。


冬に楽しむインドアグリーン

ーーグリーンのある暮らしを始めるなら春や夏というイメージがありますが、冬でも楽しみたい方も多いと思います。寒い季節だからこそ楽しめる植物があれば教えてください!

寒くて日が短い冬は、家で過ごす時間が長くなりますよね。だからこそ室内にグリーンを取り入れると気持ちが明るくなったり、生命力に元気をもらえたりします。インドアグリーンは基本的に一年中手に入りますが、その中でも冬も花を咲かせたり、質感に温もりを感じられるようなグリーンを紹介します。

●花キリン

明るい場所に置くと、一年中花を咲かせてくれます。トゲのある力強いフォルムなのに、色鮮やかでかわいい花を咲かせるギャップが魅力。私も大好きで、我が家にもたくさんあります。色選びも楽しいですよ。多肉植物同様あまり頻繁に水やりをしなくていいので、忙しい人におすすめです。


●リトープス

多くの植物がお休みに入る冬も、成長を続ける多肉植物です。岩砂漠地帯原産で、動物に食べられないよう石に擬態した風貌になったそう。花が咲くと中央がパカッと割れて、新しい株が出てきます。光を取り込むため上部が天窓のように開いているので脳みそのような見た目ですが(笑)、身を隠しながら頑張って生きていると思うとかわいらしく思えます。


●カンガルーポケット

ぷっくりと膨らんだ「貯水囊(ちょすいのう)」が名前の由来。貯水囊は葉脈が太く水を溜め込むことができるので、乾燥しやすい冬にも比較的強いのが特徴です。暖かくて明るい場所に置くと、小さな花がちらほらと咲いて楽しめます。小ぶりで軽いので、ハンギングにもおすすめ。


●コバンボダイジュ

葉の裏が小判のように黄色いことから縁起のいい名前があるので、お正月にいいですね。ゴムの木の仲間で、まるで実のような見た目の花をつけます。流通量が少ないので、出会いを逃さないで!


●ヒヤシンス

ガラス容器で水耕栽培できるので、インテリアのアクセントにも。本来花が咲くのは春先ですが、暖かい部屋の中なら冬の間からでも球根栽培を始められます。根が出て花芽が出て……と、だんだん成長していく姿を楽しめますよ。一度寒さを感じることで花を咲かせるため、水耕栽培の前にベランダや玄関など暗くて涼しい場所に置いて発根させます。花はとても香りがよく、育ててきたごほうびのように感じられます。


●フィカス・ベルベット

枝や葉を覆うゴールドの毛が特徴で、その名の通りベルベットのような質感が冬にぴったり。ゴムの木の仲間なので育てやすいのも魅力です。珍しい品種なので、出会えたらラッキーです。


冬はエアコンと乾燥に気をつけて

ーー冬はグリーンにとっても過酷な季節ですよね。室内で管理するポイントを教えてください。

これは夏も同様なのですが、エアコンの風が直接当たらないようにしてください。葉や土が乾きやすくなり、どんどん水を吸わなくてはいけないので植物が疲れてしまいます。エアコンの風による温度変化もストレスのもと。土が乾いていないか普段よりこまめに確認し、乾いたらたっぷり水をあげてください。


ときどき葉の表面と裏側を絞った布やティッシュで拭いてあげると、葉の保湿や虫の予防に効果的


多くのインドアグリーンは、原生地では雨や霧の中で葉っぱからも水を吸収して生きています。冬の室内は乾燥するので、ときどき葉の表面と裏にに霧吹きで水を吹きかける「葉水」を行うか、水で絞った柔らかい布やティッシュで表面を拭いてあげてください。虫がつくのを防ぐのにも効果的です。加湿器を置くのもおすすめ。変化をこまめに観察しながら、冬のグリーンを楽しんでくださいね。
 



グリーンのある暮らしを始めたい。
でもこまめに世話をする自信はないし、すぐに枯らしてしまうかも……。
この記事では、なんとなく不安で踏み出せない人に、マンションでも取り入れやすいインドアグリーンやベランダ植物との付き合い方を、植物のプロ集団・SOLSOのショップスタッフに質問していきます。


 
取材・撮影:2019年11月
writing:石井妙子