つくるくらし

“秋刀魚カレー”主人公は「秋刀魚」、名脇役は「スパイス」

 BUKATSUDO “つきいちカレー部!”の講師もつとめる
スパイス料理の伝道師 メタ・バラッツさんが教える、
絶品スパイスカレーのレシピコラム。
読んで楽しむだけでなく、自分で作って味わえる、おいしいコラムです。

昔から、何万回も聞かれた質問がある。
 
「一番好きな食べ物は?」
 
中学校にあがったときくらいから答えはもう決まっていた。それから様々なところで色々なものを食べたけれど、変えるのも面倒だったのでずっとそう答えている。
 
「秋刀魚です。」
 
父の代からスパイスの仕事をしているので、自然な流れでこの仕事を20代前半からしている。基本的にはスパイスの輸入、販売、卸業であるがここ2、3年は、スパイスの販売というよりスパイスの使い方を「伝える」商売を心がけている。
 
日本では四季折々、さまざまな食材が登場する。そして食べ方もたくさん知っている。そこにスパイスを加えることで少しでも食卓が鮮やかになり、食材や人が明るくなったら嬉しいと思っている。
 
「伝える」ことを主にしてから、日々の様々な食材をスパイスでアレンジしたりカレーにすることが多くなった。2年前から毎月欠かさず開催している「つきいちスパイスカレー部!」もその一つである。戸棚に眠っているスパイス、一度しか使わなかったスパイスたちをもっと使って欲しい、使い方を知って欲しい。という思いから始まったのがこのクラス。
 
日々使って欲しいスパイスたちは、日本の旬の食材を鮮やかに変身させてくれる。
秋のアイドルはたくさんいるが私の中での「スーパーヒーロー」は中学時代からもう決まっている。主人公を名脇役が際立たせ素晴らしい映画が出来る。
 
そんな素晴らしい映画の台詞をレシピに変えてこちらに記したいと思います。
主人公は「秋刀魚」、名脇役は「スパイス」そして監督はあなたです。



秋刀魚カレー


[材料](4人分)
・秋刀魚      3尾
・マスタードオイル 大さじ3
・おろしニンニク  小さじ1
・おろしショウガ  小さじ1
・青唐辛子(スリット) 1本
・玉ねぎ(みじん切り) 1個
・トマト(さいの目切り)1個
ホールスパイス
              マスタードシード 小さじ1/2
パウダースパイス
                ターメリック  小さじ1/4
                コリアンダー  小さじ2
                レッドペッパー 小さじ1/2
・カシューナッツ  1/2カップ
・ヨーグルト    大さじ 2
・水 300ml
・ココナッツミルク 100ml
・塩
・生姜(千切り)
・パクチー(パクチー)
 
[作り方]
1.秋刀魚をおろし3当分にしてターメリック、塩、レモン汁でまぶしておく。カシューナッツは約30分水につけミキサーでペーストにしておく。
2.1の秋刀魚をマスタードオイルで素揚げする。
3.素揚げに使った油大さじ3を鍋にいれ、マスタードオイルを加え弾けるまで炒める。
4.パチパチという音が落ち着いたら、青唐辛子、玉ねぎを加えよく炒める。
5.玉ねぎが飴色になったらトマトを加え、水分が飛ぶまで炒める。
6.パウダースパイスと塩を加えなじませ、ペーストにしたカシューナッツとヨーグルトを加え軽く炒める。
7.水で少しづつ伸ばしていき、ココナッツミルクを加え煮立たせる。
8.素揚げした秋刀魚を加え一煮立ちさせる。
9.千切りの生姜、パクチーなどをトッピングする。


“つきいちスパイスカレー部!”は横浜みなとみらいの街のシェアスペース「 BUKATSUDO」で開催しています。
どなたでも参加できるので、チェックしてみてください