手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”|住まいのヒント

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暮らし再発見マガジン のくらし by ReBITA
住まいのヒント

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”

目 次
  1. 1「使いやすいレイアウト」のためのポイント
  2. 2火の廻り
  3. 3水廻り
  4. 4ダイニング寄り

手を入れて住まいをつくる 少しの工夫で、暮らしを豊かにする、 DIYや収納術、プチリノベーションのアイディアを紹介します。

少しの工夫で、劇的に便利になるのがキッチンスペース。
しまい込むための収納を最小限に抑え、出来る限りオープンなスペースをつくることで、料理も片付けも大きく変化します。
さらに、隠すことをせず開くことを意識すると、もの選びも自然と変わっていくものです。
ところが、隠すのは扉を閉めてしまえば簡単ですが、開くのはどうしたらいいのかわからない・・・
そんな声をよく聞きます。

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”

“オープンな食器棚では雑多に見えてしまう、隠したいものまで出てしまう・・・”
“その解決方法がわからなくて結局隠すほうを選んでしまう・・・”
そんな声です。

そこで今回は、キッチンを開いて使う際のレイアウト術をご紹介いたします。

小さな工夫の積み重ねで、見えているのに雑多でない、隠されていないので使いやすい、そんなキッチンを実現しませんか。

「使いやすいレイアウト」のためのポイント

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”

キッチンで一番大切なことは「使いやすいこと」です。

この使いやすさにとって一番よいのは、使うところに使うものがある、という基本。
この考えに沿ってレイアウトをすると、使うのはもちろんのこと、片付けるのも楽な上、レイアウトがおのずと決まってくるので難しいことがありません。

1.火の廻りに火の廻りで使うもの
2.水廻りに水廻りで使うもの
3.ダイニングでも使うものはダイニング寄り

と、シンプルに考えていきます。

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”

火の廻り

■  コンロそばにフライパンやおたまなどの調理器具を吊るす
■ 菜箸やへらなどの調理で使うカトラリーはグラスに立ててコンロ近くに置く
■ 調味料のうち卓上における大きさのものはかごにまとめてコンロ近くに置く

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”

水廻り

■ 濡れたものをすぐに置けるよう碗かごをシンク横に置く
■ 生乾きのものでもそのまま片付けられるよう、ざる類は作業台上部の吊るす収納を定位置に
■ 塗れた手、塗れた食器をすぐ拭けるようシンク下前面にタオル掛けを用意

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”

ダイニング寄り

■ 食器やカトラリーはキッチンとダイニング両方から使いやすい位置の棚に収納
■ 同じ棚でもキッチン寄りの棚にはキッチンでの使用頻度の高いもの(擂り鉢や琺瑯容器など)を収納
■ マグカップやカップ&ソーサー、珈琲道具や茶道具はもっともダイニングに近い棚に収納

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”
見えることで子供もお手伝いをしやすく

もちろん全てを使う場所の至近にすることは困難なので、後は少しずつ優先順位をつけて 定位置を決めていきます。

手を入れて住まいをつくる“見せるキッチン収納”

例えば鍋類をコンロ側でなく、シンク側のオープン棚 に収納してみたり。
これは使う時より片付ける時のことを考え、錆びやすい鋳物鍋を生乾きで仕舞っても大丈夫な通風性の高い位置に置くことを優先しました。

もうひとつ、卓上に置くのに大きすぎる調味料についてはかごにまとめ、キッチン脇スツールに置いています。

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