バーカウンターキッチンと料理とワイン|お宅拝見

Visit your home
暮らし再発見マガジン のくらし by ReBITA
お宅拝見

バーカウンターキッチンと料理とワイン

目 次
  1. 1立ち飲み感覚で周りを囲む、人が集うキッチンカウンター
  2. 2家具に合わせてつくる木の使い方が光るインテリア
  3. 3住環境と都市感のバランス。住みたい場所に住める幸せ

住みやすさで人気の清澄白河エリアで、築33年、約84㎡の中古マンションをリノベーションしたIさんご夫妻。お酒が好きだというお二人は、古材のチークを貼った大きなキッチンを家の顔と考えました。料理をしながらお酒を飲んだり、友達が来たときは立ち飲みのように周りを囲んだり、人が集うバーカウンターのような場所として楽しんでいるといいます。そんなIさんご夫妻に、家づくりについて聞きました。

バーカウンターキッチンと料理とワイン

立ち飲み感覚で周りを囲む、
人が集うキッチンカウンター

——LDKがとても広く、大型のソファなどもゆったりと置かれていますね。とくに存在感のあるキッチンが目を引きます。こだわりを教えてください。

奥さま 料理とお酒が好きで、つくりながら飲めるバーカウンターのような使い方ができるキッチンにしたいと思っていました。作業や盛り付けのスペースはもちろん、周囲に人が集まってお酒を飲めるような、広いキッチンが希望だったのです。リビングと対面でシンクと一体となったステンレスの天板を広めに設け、リビング側に足台をつくり、ハイスツールを置いてカウンターとしても使えるスタイルになりました。

ご主人 私はあまり料理をしないので、妻がつくっている間にスツールに腰かけて軽くお酒を飲んだりしています。休日は昼から二人で飲むことも。友人が来ることが多いのですが、立ち飲み感覚でこのカウンターの周りを囲み、楽しい時間が過ごせます。

バーカウンターキッチンと料理とワイン
バーカウンターキッチンと料理とワイン

奥さま 料理をしている時も会話が楽しめるのがいいですね。オープンでリビングとつながっているキッチンだから、自由に人がキッチンの中にも入ってこられます。たくさん友人が来てくれることもありますが、このキッチンなら私もお酒を飲んで、つくっては飲みを繰り返しながら参加できます。

——ダイニングテーブルはキッチンから少し離れた位置にありますが、普段の食事はこちらでされているのですか?

ご主人 そうです。もともと持っていたお気に入りの家具で、活かしたいと思っていました。シンク一体のカウンターをもっと長くしてつなげるという案もあったのですが、ダイニングテーブルを活かし、間を空けることでパントリーからの効率的な動線にも。実際にカウンターの周りに人が集まるので、この配置でよかったと思います。

バーカウンターキッチンと料理とワイン

——キッチンのボディには古材が貼られているのですね。

ご主人 アメリカの古い建物など、武骨な雰囲気のものやインダストリアル系のものが好きで、木を取り入れたインテリアを希望したところ、設計者のオフィス・エコーの江本響さんがチークの古材を提案してくれました。幅や濃淡がランダムになっていてラフな印象に仕上がり、気に入っています。

バーカウンターキッチンと料理とワイン

奥さま リビングから見える吊り戸棚も、見え方が同じになるように仕上げてもらいました。キッチンの内側の引き出しも木ですが、こちらは合板で予算的な調整をしています。引き出しは濡れた手で触れることもありますが、無垢の木ではないのでそれほど気になりません。壁に貼ったグレーのタイル、toolboxの取っ手など、細かいパーツなども一つひとつ自分たちで選んで決めました。キッチンはこの家の顔であり、私たちにとっても愛着がある空間になっています。

バーカウンターキッチンと料理とワイン
バーカウンターキッチンと料理とワイン

家具に合わせてつくる
木の使い方が光るインテリア

——キッチンも家具のようにインテリア性が高いのですが、LDKのその他の家具、床、寝室や玄関にアクセントとして使った木など、空間全体が統一感のあるテイストでまとめられていますね。

ご主人 最初に「TRUCK furniture」のソファやテレビボードなど、リビングに置く家具を選んで、配置やそれらに合わせたインテリアを考えていきました。リビングで過ごす時間が多いので、できるだけ広くしたいと希望。ソファはかなり大型のものを選んだため、それを置くことを前提に考えると適正な広さや配置なども決まっていきました。

バーカウンターキッチンと料理とワイン

奥さま リビングのフローリングは、家具に合わせて幅広でエイジング加工されたものを選びました。壁と天井は白の塗装です。キッチンと同様にゴツめのラフなテイストにして、木を使いたいと希望しました。また、寝室の壁や玄関の天井、トイレの壁と天井にもフローリングを貼っています。こんなにいろいろな木の使い方ができることに驚きました。私たちが好きな木の雰囲気をふんだんに盛り込みつつも、重くならないようにバランスが取れていると思います。植物が好きで買い集めているのですが、ざっくりした木の雰囲気に緑がよく合うのも嬉しいポイントです。

バーカウンターキッチンと料理とワイン

——書斎とリビングが室内窓でつながっていますが、このアイデアはどのように生まれたのですか?

ご主人 勉強やパソコンをする場所として書斎は欲しいと思っていたのですが、どこにつくるかまでは考えていませんでした。この家は南北と東の3方向に大きな窓とバルコニーがあります。東の窓も活かしたいとお願いしたところ、窓の位置に合わせて書斎をつくり、大きめの室内窓でリビングにまで光を取り込むというプランになりました。

バーカウンターキッチンと料理とワイン
バーカウンターキッチンと料理とワイン

——玄関には広めの土間があり、土間と浴室の間の壁にもガラスブロックを配していますね。

奥さま 自転車を置いたりするのに、土間は広めにつくりたいと思っていました。水まわりは思い切って遊びたかったので、浴室の壁はブルーのタイルに。ハーフユニットというタイプの浴室で、壁の仕上げは好きなものが選べるのです。ガラスブロックはデザイン的にもタイルと合っていますし、玄関から光を取り入れられるのでとても良いアイデアだと感じています。

バーカウンターキッチンと料理とワイン
バーカウンターキッチンと料理とワイン
バーカウンターキッチンと料理とワイン

住環境と都市感のバランス。
住みたい場所に住める幸せ

——この物件はどのように探しましたか? また、選んだ決め手を教えてください。

ご主人 リノベーションをしたいと思って、自分たちで物件を探しつつ、リビタのリノサポのセミナーに参加しました。その後、担当者さんの紹介でこの物件に出会いました。最初は築33年と聞いて、漠然としたイメージでちょっと古すぎないかなと感じていたのですが、実際に見学に来たら、敷地内に緑が多く、管理がしっかりされていてとてもきれいな物件でした。実は最初に同じマンションの別の部屋を見学し、いいなと思っていたのですが、築年数がもう少し新しいほうがいいかなと考えているうちに、他の方が先に決めてしまったのです。その後もいろいろ検討しましたが、やっぱりこのマンションに住みたいと思ったので、この物件が出た時はすぐに決めました。

奥さま 角部屋で窓が多くて日当たりがよく、南北に風が抜けることにも惹かれました。物件選びについては、担当者さんからいろいろと話を聞けたこともよかったと思います。物件を選ぶ時の考え方やポイントなどのアドバイスもたくさんもらい、知識が増えたことで、自分たちの中で新耐震基準という一つの目安をもつことができました。築年数にこだわり過ぎず、管理体制がよく、気に入った環境の物件を選んだほうがいいと考えるようになり、可能性が広がったと思います。

バーカウンターキッチンと料理とワイン

——清澄白河というエリアは、限定して決めていたのですか?

ご主人 前は浅草の賃貸に住んでいたのですが、その物件を探していた時から清澄白河エリアに住みたいと思っていたのです。その時には叶わなかったのですが、現代美術館によく行っていて、都心に近いけど大きな公園があって、住環境としては抜群だなと思います。

バーカウンターキッチンと料理とワイン

——ここ数年で、話題のショップが次々にオープンし、人気エリアとなりましたが、暮らしぶりはいかがでしょうか?

奥さま どこに出るにもすごく便利で、大手町や渋谷などにもアクセスが良く、自転車で日本橋などにも出かけられます。駅周辺には個人オーナーが営むこだわりのあるお店も多く、街歩きも楽しい。駅から徒歩10分弱ですが、周辺はとても静かで暮らしやすいです。

ご主人 以前は浅草寺の裏に住んでいて、とても賑やかだったこともあり、静かな場所がいいなと思っていたのですが、美味しい店や日常使いできるパン屋さん、コーヒーショップなどが徒歩圏内にあることは、私たちにとって日々の暮らしの充実につながります。住環境の良さと適度な都市感を楽しめるバランスがちょうどいいですね。家づくりの予算的にも、好きな間取りやテイストの家と理想のエリアを両立できたのは、マンションリノベという方法を選んだからこそだと感じています。

バーカウンターキッチンと料理とワイン
related SERVICE
関連のサービス
EVENT & NEWS
イベント&ニュース

ReBITA SERVICE
リビタのサービス

▲ バーカウンターキッチンと料理とワイン|お宅拝見