お宅拝見

50㎡台のワンルームと都会のミニマムな暮らし<2/3>



家の周囲のインフラも賢く活用。
物を減らして、身軽に都会ライフ


——以前は、コーポラティブハウスに住んでいたそうですね。なぜ、今回は中古マンションをリノベーションすることにしたのですか?

ご主人 以前は、自分たちの好みに合わせてつくった家で、コミュニティにも恵まれ、とても気に入っていたのですが、2人暮らしで75㎥は広すぎるように感じてきたこと、もう少し都心に住みたいなと思うようになってきたことが大きいですね。まだわかりませんが、今後65歳くらいまで住むかもしれないと考え、都心でエレベーターがあり、猫と暮らせる家という条件で住み替えを考えました。前の家は坂道の途中にあり、4階建てでエレベーターがなかったので、将来的なことも少し意識するようになっていました。条件や予算を考慮して、中古マンションのリノベーションをしたいと思うようになったのです。



奥さま コーポラティブハウスをつくった時は、まだ20代後半だったので、自分たちのライフスタイルが固まっていなかったのですが、15年暮らしてみて、今の自分たちに本当に必要なものがわかってきて、もう少しコンパクトな家のほうが快適に暮らせそうだと感じていました。所有物も多くなり、使っていないものもたくさんあり、少し持て余していたのかもしれません。この家の面積は57㎡強ですが、なるべく物を減らして、シーズンオフのものや布団、スーツケースなどは近所のトランクルームを活用して、すっきりと快適に暮らせています。手狭感はなく、ちょうどいい面積になったと感じていますね。



ご主人 都心だからできることだと思いますが、引っ越しを機にクルマや自転車も手放し、レンタカーやレンタサイクルなど周辺のインフラを利用しています。どこへ出かけるにも便利で、時間が有効に使えるようになりました。休日は二人でランニングをしていますが、皇居まで2kmほどなので、ちょうどいいコースになっています。新宿区というと大都会のイメージですが、古くからある飲み屋街なども近く、地域に根付いたコミュニティもあり、気取らない雰囲気で住み心地も気に入っています。やはり自分たちには都会のコンパクトな暮らしが合っていると、改めて感じますね。

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 57.33㎡
  • 間取り: ワンルーム
  • 既存建物竣工年: 2004年
  • リノベーション竣工年: 2016年

広めの玄関ホールに収納とトイレがある。その先が一室空間のリビングダイニングキッチンで、一角にベッドスペースもある。玄関ホールとリビングダイニングキッチンを仕切るドアはあるが、個室はない。キッチンの奥に洗面室と浴室があり、生活動線に合わせた効率的な間取りとなっている。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ 
    「リノサポ」コンサルタント 山田笑子


    一級建築士/二級建築士 建築設計事務所を経て、2015年よりリノサポコンサルタントへ。 設計事務所での経験を活かした、“お客様の要望+アルファ”のプラン提案が得意です。ライフワークは「ねこ」。ねこと暮らす家の実績もございます。また、保護ねこ団体さんでのボランティアも行っています。