お宅拝見

いけばなの棚と小屋のような梁<2/3>



いけばなの専用棚をつくり、
花や植物に囲まれた空間に

 
——LDKの壁の一角には、奥さまの趣味であるいけばなの作品を飾る専用棚があります。これはどのようにリクエストしたのですか?
 
奥さま いけばなの作品は意外と大きく、サイズが重要なのです。奥行きも考慮し、背の高い花もいけられるように、約1mの高さと幅でつくってもらい、スポットライトを設置してもらいました。いけばなは5年ほど前に始めたのですが、月に2回はお稽古に通い、お稽古でいけた花を、帰宅してからもう一度家でいけるようにしています。家では棚のスペースに上手く収まるように、アレンジしていけるのも楽しいです。



ご主人 いつも家に季節ごとの花があるのは、気持ちが癒されますね。帰宅するとホッと落ち着くような感じがします。記念日に花を買って帰るようなことはなくなりましたが(笑)。
 
奥さま 花は空間の彩りになりますし、インテリアとして楽しむツールにもなると思います。私が習っているのは草月流という、自由度が高く前衛的といわれる流派。一般的に華道といえば、和室の床の間などに飾るイメージがあるかもしれませんが、草月流では型にとらわれず、花や植物をあらゆる空間を彩るものとして扱うため、どこに飾っても絵になるのです。玄関にもよく飾っています。



——花を暮らしやインテリアに取り入れるコツはありますか?
 
奥さま 生花が難しいようなら、ドライフラワーのアレンジから始めてみるのもいいかもしれません。いけばな用の棚の周辺にも花や植物を飾ることが多いのですが、いけた後の花をドライにしたものは、手軽で飾りやすいように感じます。梁に飾っている枝ものも、サンキライというクリスマスシーズンに出まわる植物をドライにしたもの。本当にただ梁に引っかけているだけなのですが、インテリアのアクセントになっています。いけばなの花材として枯れた花や枝を使ったり、普段LDKに飾っているモンステラやユーカリなどの観葉植物の葉を切って使ったりすることもあります。慣れてくると自由な発想で、花や植物を扱えるようになってくるのではないでしょうか。いけばなだけではなくアレンジメントをはじめ、レリーフやオブジェをつくるなどの方法でも花を楽しんでいます。


 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 57.91㎡
  • 間取り: 1LDK
  • 既存建物竣工年: 1998年
  • リノベーション竣工年: 2016年

玄関を入るとすぐ左手に寝室。既存を活かした下足棚、収納がある廊下沿いの右手に水まわりがある。ドアの向こうはLDKで、一角にデスクを備えた作業スペース、ウォークインクローゼットがある。ウォークインクローゼットは壁の上部が抜けており、梁が連続しているため圧迫感が抑えられている。キッチンから水まわりへのアクセスも可能。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ 
    「リノサポ」コンサルタント 与那覇侑哉


    宅地建物取引士/インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター 建材メーカーに入社後、商品の開発に携わる。その後、リノベーションの設計・施工管理会社を経て、2013年よりリノサポコンサルタントへ。 「理想の暮らし」や「将来の自分に合う暮らし」をお客様一人ひとりと向き合いながらヒアリング。要望を聞くだけでなく、お客様に最適な暮らしをご提案いたします。自身のリノベーション経験も交えながら、お客様が楽しく納得して進めていけるコンサルティングを心掛けています。