お宅拝見

戸建て感覚の暮らしと窓越しのイチョウ<1/3>

新宿区で100㎡ほどの広さを求めていたYさんご家族。3層のメゾネットの物件の立体的な空間の面白さに惹かれ、リノベーションをすることになりました。築浅物件の既存を活かし、必要のないエレベーターやパントリーは引き算しながら、空間を広く使える間取りにアレンジ。自然との距離感が近いという戸建て感覚のメゾネットの暮らしを楽しんでいます。
 


築浅の既存の良さを活かし、
空間を広く使う引き算リノベ


——3層のメゾネットが連なり、屋上にはルーフバルコニーも。集合住宅ですが、ほとんど戸建てのような居心地ですね。

ご主人:マンションを希望していて、戸建てに住みたいというイメージは全くなかったのですが、集合住宅としてしっかり管理されている中で、専有部がメゾネットになっているというのは、立体的に空間が楽しめていいなと思いました。



——1階が玄関と個室、2階がワンフロアまるごとLDK、地下に水まわりと個室がありますが、既存の間取りから大きく変更はしていないのですよね? 大きく手を加えず、流用できる間取りの物件を探していらっしゃったのですか?


奥さま:最初は、キッチンの場所を大きく変更して、対面式のオープンキッチンにしたいという希望もあり、いろいろな可能性を考えました。しかし、築年数もそれほど経っておらず、特にに水まわりは状態もよかったので、撤去してしまうのはもったいないということになりました。Mieleの食洗機など、設備もハイスペックでデザイン性の高いものが設置されていて、そのまま使いたいと思えるようなものでした。



——造作や仕上げなどはいろいろ手を加えられていますよね。リノベーションしたポイントを教えてください。


ご主人:もっとも大きな変更は、エレベーターを撤去したことです。広く使いたかったので、エレベーターがあった空間を有効に活用するプランを希望しました。1階は玄関の土間をゆったりとつくり、収納を新設。ディスプレイを楽しむニッチの棚や自転車を置けるスペースも確保しました。2階は造作ベンチとテーブルを置いてダイニングスペースとしています。既存のエレベーターは、コンクリートの壁に囲われた2m×1m強の空間に収まっていました。この壁は撤去することができませんから、限られた面積をどのように使うか工夫が求められました。ダイニングにしたことで、リビングが広くなってよかったです。



奥さま:キッチンは斜めの壁に添って配置された台形のスペースで、やはり狭く感じたので、既存のパントリーを撤去し、広く使うことに。リビング側に少し拡張し、引戸も新しく設置しました。また、窓際に袖壁があり家具などを置くのが難しそうだったため、食器棚を空間に合わせてつくってもらいました。袖壁と一体化したような造りで、カウンターとしても使えます。複雑な形の空間で、使い勝手を心配していましたが、この食器棚のおかげで便利に使っています。
 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 107.05㎡
  • 間取り: 2LDK
  • 既存建物竣工年: 2009年
  • リノベーション竣工年: 2017年

1階の玄関を入ると吹き抜けの階段、子ども室として使う予定の個室がある。地階には主寝室と既存を活かしたオールインワンの水まわりがある。寝室に隣接するドライエリアもあり、採光にも配慮されている。浴室は白いタイルとガラス張り。2階は一室空間のLDK。キッチンは引戸で仕切れるようになっている。さらに屋上にはルーフバルコニーもある。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ
    「リノサポ」コンサルタント 斎藤大輔


    一級建築士/アスベスト取扱作業従事者 商空間設計施工会社に入社し、昼夜問わずデザイン設計業務に従事。その後、住宅リフォーム会社にて営業を経験ののち、2015年よりリノサポコンサルタントへ。 建築士目線での物件選定をはじめ、お客様に合わせた空間・インテリア提案を行い、質の高いリノベーションを提案します。都心で希少な100㎡を超える邸宅マンションを紹介するサービス「R100 TOKYO」も担当しております。