お宅拝見

美しい収納と色選びのコツ<2/3>

全体のテイストやトーンも統一されている空間

赤みのあるグレーに、
グリーンやタイル、壁紙でアクセント



ーー空間全体のテイストやトーンも統一されていて、とても居心地がよく感じます。
 
瑞穂さん:「シックでエレガントだけど、ちょっとナチュラル」というテーマで空間をつくりたいと考えました。そのテーマに沿ってカラーを選んでいます。ベースとなっているのはグレーです。以前の住まいはベースが白だったのですが、ややカジュアルすぎると感じていて、大人っぽいテイストにしたかったのです。でもエレガントすぎると緊張感がある空間になってしまうため、居心地をよくするためにナチュラルな雰囲気も加えたいと思いました。

エレガントな空間に居心地をよくするため加えられたグリーン

ーー瑞穂さんはカラーコンサルティングの仕事もされているそうですね。仕上げの色の選び方について、こだわったところはありますか?
 
瑞穂さん:グレーといってもものすごくたくさんの種類があるんです。空間の基調となるグレーは、私のパーソナルカラーに合わせて選んでいます。一人一人の肌や瞳、髪の色などによって、似合う色があるので、空間もパーソナルカラーにマッチしているほうが、居心地がよくなります。まずベースはイエロー系とブルー系に分かれるのですが、私はブルー系で赤みを加えた色のほうが合うので、壁紙の色などは少し赤みのあるグレーを選びました。キッチンの天板やドアの塗装、床なども少しだけ赤の要素が入っている色に統一しています。クールな印象があるグレーですが、赤みが入っていると温かみのある感じになり、居心地がよくなるんです。
 
ーーリビングの壁の一面は石質タイル、寝室の壁の一面はボタニカル柄の壁紙が貼られ、効果的なアクセントになっていますね。

石質タイルのリビングの壁


瑞穂さん:ディテールの仕上げは、雑誌などから好きな空間の写真を集め、スクラップをつくっていたので、その中にあったイメージを参考にしています。石質タイルは柔らかさのある有機的な質感で、ピッチもランダムなものを選びました。リビングが整いすぎるとモダンになりすぎるので、遊びの要素を入れてバランスを取れればと思いました。
 
寝室は最小限の面積でサイドテーブルなどは置けないので、壁の厚みを利用し、携帯電話や読みかけの本が置けるようなニッチをつくってもらいました。ボタニカル柄の壁紙はそのニッチの枠の色に合わせて選びました。
雑誌の切り抜きのスクラップブックは、住み替え前から趣味的につくっていました。スクラップブックのおかげで、理想とするイメージや色を明確に伝えることができ、素材選びがスムーズに進んだと思います。

ニッチの枠の色に合わせたボタニカル柄の壁紙
壁の厚みを利用し、携帯電話や読みかけの本が置けるようなニッチ

 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 95㎡
  • 間取り: 3LDK
  • 既存建物竣工年: 2002年
  • リノベーション竣工年: 2015年

玄関の正面のドアは、22帖のLDKへとつながる。LDKの奥には通路があり、寝室、娘さん、息子さんの個室が並ぶ。玄関の右手には洗面室・浴室、寝室へと続く通路があり、壁面にはご主人のウォークインクローゼットが設えられている。洗面室・浴室は2つの回遊動線が交わる重要な動線の一つになっており、LDKを通らずに、個室から洗面室・浴室、玄関へとアクセスできるプランとなっている。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ 
    「リノサポ」コンサルタント 森本寛之


    宅地建物取引士/二級建築士 新築住宅を専門とする設計事務所、商業コンサルティング会社、デベロッパーを経験ののち、2008年に株式会社リビタへ入社。リノサポコンサルタントへ。 「不動産」と「建築」。2つの職能・領域を横断しながら、お客様に最適な選択を提案いたします。都心で希少な100㎡を超える邸宅マンションを紹介するサービス「R100 TOKYO」も担当しております。