お宅拝見

それぞれの部屋とゆとり<2/3>



3畳のコンパクトな子ども部屋には、
造り付けのベッドと収納


——Mさんご家族の以前の住まいは100㎡と広めの空間だったとのこと。リノア三鷹は66㎡強ですが、小さくなってしまうことに抵抗はなかったのですか?

ご主人:以前の住まいは、兵庫から東京に転勤になって、エリアを優先して急いで探した物件だったので、とくに広さにこだわりがあったわけではありません。
 
奥さま:100㎡の家に住んでみて、ただ広ければいいというものでもないことを知りました。見方によっては、光熱費が余分にかかってしまうなど、デメリットもあるんです。例えば電気の契約アンペアは60Aとなり、基本料金が高くなってしまい、もったいない感じがします。66㎡でも間取りのつくり方を工夫すれば、ゆとりをもって暮らせる家にできると考えました。



——完成した間取りは、玄関を入ると開放的なリビング・ダイニングが広がっていて、2人のお子さまの3畳強の子ども部屋、4.5畳ほどの寝室、キッチン、水回りが、リビング・ダイニングを囲むように配置されています。Mさんご夫妻は、一から自由に設計できるフリーコースを選ばれましたが、この間取りはどのようにつくっていったのですか?


ご主人:個室へはリビングを通って出入りできるようにしたいと考えました。廊下は必要ないと感じていたので、リビングを通路としても使えれば、66㎡のコンパクトな空間でも広く使えると思いました。それから個室の建具をドアにすると、開閉する部分にものが置けなくなるので、できるだけ引き戸にしてもらいました。



奥さま:わりとはっきりとしたビジョンがあったのですが、それは今まで住んできた家の良かったところや、使いづらかったところを踏まえて、理想の家を考えたときに見えてきたものです。キッチンはシンクやコンロを壁付けにして、リビングに面して大きな作業台をつくってもらいましたが、料理をする際に道具や食器などを置いて広々と作業をする場所がほしかったというのが理由です。



——子ども部屋は約3畳のコンパクトな空間ですが、機能的で使いやすそうです。

奥さま:造り付けのベッドは、下のスペースを活用しているのですが、高すぎると寝ていて窮屈に感じるので、下に収納家具が置ける程度の高さにしています。手すりも圧迫感が出ないように低めに。ベッド下にはコートなどを掛けられるようにパイプハンガーも設置してもらいました。このベッドには最初から無印良品のマットレスを使うことを決めていたので、そのサイズに合わせて造ってもらっています。収納家具はベッドのサイズを決めてから、ちょうどいいサイズをオーダーしてつくってもらいました。ベッドの高さは、大人が立ったときの顔の位置くらいになるので、様子を見るときにもいい感じです。収納家具の後には季節外の衣類をしまうスペースとして活用し、ベッドと反対側のスペースに小さめのデスクを置いています。



——とてもすっきりとしていて、ものがそれほど多くないように感じますが、増やさないようにしているなど意識していることはありますか?

ご主人:
引っ越しのたびに整理整頓をしてきましたから、少ないほうかもしれませんね。でも本なども結構たくさんあります。寝室、リビングの一角、梁と梁の間のスペースを上手く使った棚など、いろいろな場所に分散して収納しているので、それほど多く感じないのかもしれません。



奥さま:昔からいつか家を買ったときのために、目先のことだけではなく、将来のことも考えてものを選んできましたが、この家に引っ越してきてからその思いがより強くなって、厳選して長く使えるものだけを購入するようになりました。

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 66.17㎡
  • 間取り: 3LDK
  • 既存建物竣工年: 1991年
  • リノベーション竣工年: 2016年

玄関を入ってホールをL字にクランクすると、すぐにリビング・ダイニングが広がる。リビング・ダイニングを囲むように、3畳弱の2つの子ども部屋、4.5 畳の寝室、キッチン、水まわりを配置。どの場所にもリビング・ダイニングを通過してアクセスするプランとなっている。トイレはホールに面した位置にある。

PROJECT MEMBER