お宅拝見

ラフさと洗練さ<2/3>



キッチンからつながる機能的な洗濯室。
室内干しの洗濯物はリビングに出さない。


——食器棚やベンチなど、LDKにあるつくり付けの家具も、すっきりしていて全体的にフラットな仕上げですね。家具も直線のラインが美しく強調されています。
 
奥さま:収納には取っ手が付いていないし、室内の扉はすべて引戸なんです。オープンにすれば空間が一つにつながるので、開放感がありますね。ドアを開閉するスペースも節約できるので、通路などは多少コンパクトでも圧迫感を感じません。
 
——キッチンと一体になったダイニングテーブルとカウンターが、LDKの主役となっていて存在感がありますね。



奥さま:アイランドキッチンにすることは決めていました。料理が好きで、友人を家に呼んでもてなすことが多いのですが、自分も料理をしながら会話に参加できます。ガラスで仕切った個室を子ども室にした場合も、目が届きやすいので安心です。
 
ご主人:壁にベンチがあるから、たくさんの友人が集まったときも、座る場所には困りません。LDK全体を使って、いろいろな場所でくつろいでもらっています。



——キッチンから水まわりへと動線がつながっているのも便利で機能的です。これは奥さまのアイデアですか?

奥さま:家事を効率的にこなすための動線を考えました。キッチンから、洗濯室、洗面室、浴室が一直線に並んでいます。料理をしたり、子どもをあやしたりしながら、洗濯ができるので便利です。洗濯室には洗濯機と部屋干しのためのポール が設置されていて、洗濯が終わったらすぐに干せるようになっています。共働きで忙しいので、室内干しをすることが多いのですが、リビングに洗濯物を干しておくのがどうしても嫌だったんです。室内干しのための空間があることで、そのストレスがなくなりました。




ご主人:引戸を開ければ全体がワンルームのようにつながり、行き止まりがなく回遊性もある。暮らしやすく、快適な間取りだと感じています。
 
——リビングにテレビが見当たりませんね?
 
奥さま:テレビは場所を取るし、ソファの位置なども固定されてしまいます。テレビを中心に間取りを考えるのが嫌だったから、置かないことにしたんです。プロジェクターにチューナーを接続して、壁に映して観ています。



設計の段階で配線が表に出ないように考えてもらいました。炊飯器や電子レンジなどの家電もできるだけ、棚に収めてリビングからは見えないようにしています。デザインが気に入っているものだけ食器棚の上に出して置いています。

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 76.67㎡
  • 間取り: 2LDK
  • 既存建物竣工年: 1995年
  • リノベーション竣工年: 2015年

玄関を入ると廊下があり、その先にはガラスの引戸で仕切られたLDKが広がる。廊下の右側に寝室と将来の子ども室がある。2つの個室はクローゼットで仕切られているが、モルタルの通路の部分はつながっている。子ども室はスチールフレームのガラスで間仕切られ、視線や光の抜けを確保している。左側には浴室、洗面室、洗濯室、トイレなどがある。洗濯室からキッチンへとつながる動線で、回遊性のある間取りとなっている。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ 
    「リノサポ」コンサルタント 与那覇侑哉


    宅地建物取引士/インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター

    建材メーカーに入社後、商品の開発に携わる。その後、リノベーションの設計・施工管理会社を経て、2013年よりリノサポコンサルタントへ。
    「理想の暮らし」や「将来の自分に合う暮らし」をお客様一人ひとりと向き合いながらヒアリング。要望を聞くだけでなく、お客様に最適な暮らしをご提案いたします。自身のリノベーション経験も交えながら、お客様が楽しく納得して進めていけるコンサルティングを心掛けています