お宅拝見

ラフさと洗練さ<1/3>

モルタルやコンクリート打ちっ放しなど、ラフなテイストが好きなご主人と、すっきりと洗練された空間を志向する奥さま。直線を美しく見せる という設計コンセプトを軸に、お二人の好みを上手く融合した空間が出来上がりました。視線や光を通し、広さを感じさせるスチールフレームのガラスで、個室を仕切ったアイデアにも注目です。



直線を美しく見せる設計で、
視線が抜ける洗練された空間に。


——玄関からLDKまで無垢のオークの床がフラットに続き、とても美しいですね。全体のテイストも、木、モルタル、白、黒など、モノトーンに木が映えて、モダンな印象です。
 
奥さま:設計者の方が、線がキレイに見えるように、細かいところにまで気を配ってくれました。私はリノベーションを経験する前は新築志向で、すっきりと整った美しい空間が好きなんです。主人はコンクリート打ちっ放しやモルタルなど、ラフな雰囲気が好みなので、二人の趣味を上手く融合してつくり上げていただいたのがこの家だと感じています。
 
ご主人:床の一部をモルタルにすることを希望し、できるだけ分量を多くしたいとお願いしました。バルコニーに面したインナーテラスから、個室がある西側の壁面にも連続する形でモルタルの床がつながっています。



奥さま:LDKは天井もコンクリートの躯体のままです。最初はラフすぎないかと心配していましたが、ペンキで白く塗ってもらったら、とても洗練された印象に仕上がり、私も気に入っています。
 
——黒いスチールフレームのガラスで、個室が仕切られているのも大きな特徴ですね。
 
ご主人:最初は開放感を求め、全体をワンルームにしたいと思っていました。いろいろ考えていくうちに、個室はきちんとつくって、ガラスで仕切るというアイデアが生まれたんです。視線の抜けが確保できるので、広く感じるのが魅力ですね。



奥さま:モルタルの床は2つの個室を貫く形で、連続しています。この部分には、壁や収納をつくらず空間をオープンにしています。これも直線を美しく見せるための設計者さんのこだわり。視線や光も抜けて広く明るく感じますし、空気も循環するので、ここに壁をつくらなくて正解だったなと思っています。



ご主人:奥(写真に写っている場所)を寝室として使っていて、リビング側は子ども室になる予定です。そのときはブラインドなどを付ける必要があるかもしれませんが、当面はこの抜け感を楽しみたいと思っています。

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 76.67㎡
  • 間取り: 2LDK
  • 既存建物竣工年: 1995年
  • リノベーション竣工年: 2015年

玄関を入ると廊下があり、その先にはガラスの引戸で仕切られたLDKが広がる。廊下の右側に寝室と将来の子ども室がある。2つの個室はクローゼットで仕切られているが、モルタルの通路の部分はつながっている。子ども室はスチールフレームのガラスで間仕切られ、視線や光の抜けを確保している。左側には浴室、洗面室、洗濯室、トイレなどがある。洗濯室からキッチンへとつながる動線で、回遊性のある間取りとなっている。

PROJECT MEMBER

  •  株式会社リビタ 
    「リノサポ」コンサルタント 与那覇侑哉


    宅地建物取引士/インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター

    建材メーカーに入社後、商品の開発に携わる。その後、リノベーションの設計・施工管理会社を経て、2013年よりリノサポコンサルタントへ。
    「理想の暮らし」や「将来の自分に合う暮らし」をお客様一人ひとりと向き合いながらヒアリング。要望を聞くだけでなく、お客様に最適な暮らしをご提案いたします。自身のリノベーション経験も交えながら、お客様が楽しく納得して進めていけるコンサルティングを心掛けています