お宅拝見

オーダーメイドと既製品<2/3>



toolboxの専用カタログから
必要なものを選ぶワクワク感。


——toolboxの存在はご存知でしたか?
 
ご主人:この家に出会ってから初めて知りましたが、すごく面白いなと感じました。toolboxのアイテムから、自分たちが必要なものを選んで空間を考えていくことができるというのも、夢が膨らんだ要素のひとつですね。
 
——toolboxのアイテムを使った内装づくり。実際にはどのように考えていったのでしょうか?

 
奥さま:まず「西荻窪の家」のためにつくられた専用カタログをいただいたのですが、そのカタログもとても素敵で、最初から参加している感じでワクワクしました。その中から必要なアイテムを選んでいくのですが、この空間を何の部屋にしようかと考え、その目的から必要な収納を検討して選んでいった感じです。前の家で使っていた収納を目安に、大きさなども考えていきました。リビタの担当だった水上さんから「まずは予算や制限を考えず、希望を盛り込んでください」と言われ、自分なりに図面を描いてイメージをお伝えしました。そこから予算に合わせて引き算していき、実現可能な計画に落とし込んでいきました。


▲専用カタログを見ながら、奥さまが描いた図面


——ここからは、toolboxの一杉さんにもお聞きしたいのですが、専用カタログとはどのようなものなのですか?
 
toolbox 一杉:toolboxはウェブショップとして内装に関わる素材やパーツ、工事サービスなどを提供していますが、扱っているアイテムが複合的で幅広いので、「西荻窪の家」のプロジェクトでは、このハコに対して必要になりそうなものを想定し、ある程度抽出した形でカタログをご用意しました。カタログでは、通常わかりづらい工事費を、それぞれのアイテムごとに明記。お施主様が足し算、引き算をすることで選択できます。ご自身でメニューを選びやすく、やりたいことを叶えるためのコストもスピーディーに判明するような形になっています。
 


予算は100万円にはこだわらない。
でも、調整のためにDIYにも挑戦。


——実際に専用カタログから選んだ主なアイテムを教えてください。



奥さま:1階の玄関側に壁を設けて寝室にして、木製フレームの室内窓をつくりました。(写真左が元の状態。右が壁を設けて寝室をつくった状態。)



奥さま:玄関の土間には足場板とスチールの棚受けで下足棚をつくってもらっています。
 


ご主人:土間から続くオープンなスペースの壁側にクローゼットを設けています。和室も欲しかったので、置き畳も敷きました。




奥さま:2階は天井まで届く壁一面の本棚、ハンモック、キッチンの後ろにある食器棚などです。それから大きなものでは、外構のウッドフェンス。ここは結構こだわりました。



——外構のウッドフェンスは、駐車場として想定されていたスペースに、あえて芝を植えてつくられた庭を囲うアイテムとして選ばれたものですね。将来的にも車は持たないというお考えですか?
 
ご主人:普段あまり使わないですし、必要なときはレンタカーで十分だと考えています。芝や樹木なども全部自分たちで植えました。土いじりや庭で過ごす時間など、戸建て暮らしならではの新しい楽しみも増えたと感じています。
 
——物件価格に含まれている内装費用の100万円というのは、どのように捉えていらっしゃいましたか?
 
ご主人:最初から100万円では収まらないだろうなと思っていたので、それほど意識せずに、希望を叶えるためにはどのくらいの予算が必要なんだろうと考え、準備できる予算に合わせて、アイテムの選び方を調整していった感じです。予算調整のため、床のオイル塗装やパーツの取り付けなど、自分たちでできる部分は、DIYでやることも決めました。ペーパーホルダーやタオル掛けなどは、住み始めると同時に自分たちで設置しましたが、真鍮の素材感がとても気に入っています。多分ずっと使い続けるでしょうし、家と一緒に育っていってくれそうな気がしています。

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  • 専有面積: 85.53㎡
  • 間取り: 1LDK
  • 既存建物竣工年: 1984年
  • リノベーション竣工年: 2015年

玄関は奥行きのある洗い出しの土間。その横に唯一の個室である家族の寝室がある。土間の先はオープンな空間で、現在は置き畳を敷いて和室として使っているが、将来的には何らかの仕切りを設け、子ども室をつくる予定。階段を挟んで壁側にトイレ、洗面、バスルームなどが並ぶ。2階は仕切りのないワンルーム。階段を挟んで、LDKと本棚がある書斎のような場所としてゆるやかに使い分けている。Sさんご夫妻は、「書斎をガラスなどで仕切ることも検討したが、結果的にオープンなままにして、開放感をキープできて正解」だったと話す。

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