お宅拝見

音楽とアート<3/3>



LDKはほどよい温かみ。プライベートは落ち着き重視。
色彩や色調にこだわったテイストづくり。


——どのようなことを重視してインテリアテイストを考えられましたか?
 
奥さま:インテリアのテイストは、元々持っていた木目調のグランドピアノに合うようにとお願いしました。
 
ご主人:LDKの壁・天井は薄いベージュで、やわらかで優しい雰囲気なのですが、寝室や水まわりなどのプライベートな部分は、ホテルっぽく落ち着いたグレーベースの色調になっています。




奥さま:ピアノがあると空間がエレガントになりがちなんですが、LDKはモダン過ぎず、ほどよく温かみがある感じに仕上がっています。将来的に子どものものなどを置いて、色味が増えても違和感のない空間になっていると思います。
 
——LDKと寝室の他にあと2つ個室がありますね。LDKから続く奥の個室と、寝室のとなりの個室。こちらはどのように使っていますか?

奥さま:LDKの奥の個室は、デスクを置いて書斎として使っています。楽器を置く場所にもなっていますね。



奥さま:寝室のとなりは子ども部屋にしようと思っています。この2つの個室は何も手を加えていないので、子どもの成長の過程で、一緒に壁にペンキを塗ったりして、DIYでつくっていければと思っています。ブルーグレーとか、ちょっと明るめのポップな色を使うのもいいですね。最近は、Pinterest(ピンタレスト)などで、海外の子ども部屋の写真を眺めて、どんな風にしようかなと想像するのが楽しいです。
 
——最後に住み替えを考えていらした頃のお話を伺います。この物件は面積が145㎡で、東京では数が少ないとされている100㎡超かつ低層のマンションに該当しますが、元々広めの物件がご希望だったのですか?

ご主人:以前に住んでいた家も100㎡より少し広いくらいでしたが、海外に住んでいた経験もあり、広めのスケール感は求めていました。でも、この物件を見に来るまで、家を購入する予定はなかったので、具体的に希望条件などを持っていたわけではないです。たまたま見に来たこの物件が、広くて楽器もペットもOKで、しかも一から自由に設計を考えられるということで、私たちにとって理想的だと感じて、すぐに決めました。
 


——自由設計をされてみて、他に魅力的だと感じられたことがあれば教えて下さい。
 
ご主人:いずれ犬を飼いたいという希望があってキッチンとダイニングの間に、しっかりとしたスイングドアを設けてもらいました。大型犬を迎え入れられるように設置してもらったんです。LDKの壁の一面にも頑丈な下地を入れて、リードを固定できるようにしています。床は犬の足に負担がかからないように、滑りにくくメンテナンスが容易で、質感の落ち着いたものを選びました。
 
 
——築22年の中古物件ということに、抵抗はありませんでしたか?
 
ご主人:耐震や構造についてもしっかりチェックをして、共用部もセンスよくリノベーションされると説明を受け、それがとても納得できる内容だったので、安心感を持ちました。新築ではなかなか100㎡超の物件はなく、タワーマンションの最上階などの選択肢となります。安全で広さがあり、低層の建物に住むというのが私たちの希望。それがすべて叶うのが、現在の物件でした。
 
奥さま:フランスをはじめとする欧米では、古いものを大切にする文化が根付いていますよね。その暮らし方に私たちもとても共感しています。日本でももっとリノベーション文化が浸透して欲しいなと思いますね。
 


■利用サービス:一棟丸ごとリノベーションR100 TOKYO
 
文:村田保子/撮影:古末拓也
取材・撮影:2016年6月
 
R100 TOKYO INTERVIEW & ARCHIVE
「オーナーインタビュー A邸」でさらに詳しく見る

http://r100tokyo.com/works/interview/interview03.php

 
 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 145.22㎡
  • 間取り: 3LDK
  • 既存建物竣工年: 1992年
  • リノベーション竣工年: 2014年

玄関を入るとL字に続く通路に沿って、水まわり、寝室、将来の子ども部屋がある。寝室も広々としており、約12畳ある。観音開きの木枠ガラスドアを抜ける と、約27畳のリビングダイニング。オープンキッチンは、コの字形にカウンターが連なった約8畳のスペース。リビングダイニングの奥には書斎として使って いる個室がもう一つある。