お宅拝見

優しさと無骨さ<3/3>



予算をLDKに集中させ、他はDIYで、
思い描くリノベーションを叶える。



——壁にアート的なイラストやタイポグラフィが施されていますが、これはLさんご夫妻がDIYされたとか?

ご主人:LDKの人物の絵は妻がフリーハンドで描きました。寝室のタイポグラフィと収納の扉の家族の似顔絵、ウォークインクローゼットのサインは私です。タイポグラフィはプリンターで印刷した文字を切り抜いて、型紙をつくって塗装。ウォークインクローゼットのサインはデパートの地下駐車場で、黄色と黒のサインを見てアイデアを思いついたんです。こちらはマスキングテープを使っています。二人とも絵を描くのが好きなので、自分たちのセンスで思いつくままに描いたんです。

 

——寝室とウォークインクローゼットはコンクリートの壁に、カーペットの床とシンプルですね。

ご主人: 実は寝室とウォークインクローゼットは、床の解体だけをしてもらって、DIYで仕上げたんです。壁紙をはがせるところははがして躯体のコンクリートを露出させ、ボードが入っていてはがせないところは、壁紙の上からペンキを塗りました。壁のカーペットも自分で張りました。やりたいことが多くて、予算を調整する必要がありましたから。

——思い切って予算をLDKに集中させることで、思い描いていたリノベーションを叶えているんですね。

ご主人:その選択をしなければ、LDKをあそこまで満足できる空間にできなかったと思います。DIYはとても大変だったけれど、良い経験になりました。

——寝室のタイポグラフィは、どんな意味の言葉が書かれているんですか?

ご主人:
私たち二人のクリスチャンネームと子どもの名前、あと実家にいる犬の名前です。「BIG THANKS TO」のところには、設計をしてくれた「office echo」の名前を。時間ができたら、「リビタ」の名前も入れようと思っています。



——お話をお聞きして、ご自分たちで主体的に手をかけて、丁寧に家をつくっていかれたことがよく伝わってきました。

ご主人:自分たちのアイデアだけではなく、「リビタ」のコンサルタントの大嶋さんや「office echo」の江本さんからも、たくさんのアドバイスや提案をもらいました。チームとしての連携も素晴らしかったし、私たちの漠然とした言葉を適切にピックアップし、きめ細やかにサポートしてくれました。みなさんの力があったから、思い描いていた通りの家づくりができたと感じています。

 
 

■利用サービス:リノサポ
文:村田保子/撮影:古末拓也
取材・撮影:2016年1月

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  • 専有面積: 72.82㎡
  • 間取り: 2SLDK
  • 既存建物竣工年: 1987年
  • リノベーション竣工年: 2015年

玄関から続く通路の左右に、主寝室とウォークインクローゼットがある。通路の先のドアを入ると、対面式のオープンなキッチンを中心としたLDKが広がる。子ども部屋はLDKの一角に設けられており、間口はオープンになっている。洗面室と浴室が収まる水まわりへは、LDKからアクセスする。洗面室にはもう一つドアが設けられ、キッチンへとつながる回遊性のある間取りになっている。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ
    「リノサポ」コンサルタント 大嶋亮


    宅地建物取引士/既存住宅アドバイザー

    兵庫県生まれ。商空間の設計施工会社で営業、現場管理、設計などを経験。その後、建築設計事務所へ転職し住宅・店舗設計を担当。2008年に株式会社リビタへ入社。
    リノベーションの得意な不動産コンサルタントとして、建築的な知識・目線、不動産知識・経験則を活かした売却戦略や賃貸など中長期的な目線で、一人ひとりに最適な暮らし方や住まい方を提案いたします。