お宅拝見

自転車とバルコニー<1/3>

自転車が共通の趣味だというMさんご夫妻は、お二人ともデザインに関わるお仕事をされている。奥さまは間もなくご出産予定。取材時は里帰り出産のご準備で、ご実家に帰省中だった。楽しく料理ができるキッチンや、植物のある暮らしなど、リノベーションにより理想の暮らしを一つひとつ実現している。



自転車を楽しむための立地と、
広い土間へのこだわり


——玄関を入ってすぐに広々とした土間がありますね。

ご主人:土間は目一杯広くしてもらいました。二人とも自転車が趣味で、ロードバイクを置いたり、メンテナンスをしたりする場所が欲しかったので。出し入れもしやすいです。土間の突き当りはシューズクローゼット。ドアを付けて個室のようにしてもらいました。

 

——ゆったりしていますね。右手は
アクリルの引戸で、抜け感があるからより広く感じるのだと思います。クローゼットで隠れていますが、こちらの奥は寝室ですか?

ご主人:そうです。廊下や玄関など無駄な空間はつくらず、面積を有効に使いたいという希望がありました。土間が通路や玄関を兼ねていたり、クローゼットが寝室への動線上にあるなど、すべて使える空間となっています。

——クローゼットの上部が抜けているから、採光性もあるし圧迫感もありません。クローゼットを眺めながら寝室に向かうのも、なんとなく楽しい気分になります。しかも大容量でうらやましいです。


ご主人:近い将来は子どもも一緒に使う予定なので、大きめにつくってもらいました。もしかしたら寝室の一部が、子ども室になるかも。その場合でも閉鎖空間にならないところがいいと思います。

——ところで、Mさんご夫妻は自転車が趣味ということですが、ロードバイクはご自宅の周辺で乗られるのですか?


ご主人:5〜10人くらいの仲間でツーリングすることが多いのですが、集合場所が二子玉川なんです。そこから多摩川沿いを走って、横浜や湘南のほうへ行ったりします。自転車は生活の一部なので、二子玉川にアクセスしやすい場所というのが、物件探しの条件でした。二人で自転車に乗って、いろいろな街を見て回って、緑が多く、街並みがきれいなエリアを選びました。

——なるほど。お子さまが成長されたら、ご家族でツーリングも楽しめそうですね。


ご主人:妻の父もロードバイクに乗ります。妻はその姿を見て、やりたいと思ったようで、二年前に二人で始めたんです。妻が妊娠する前に、義父が福岡から自転車を持参し、妻と私と義父の三人で富士山を一周するイベントに参加したこともあるんですよ。将来は家族皆で楽しめそうですね。

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 74.08㎡
  • 間取り: 1LDK
  • 既存建物竣工年: 1986年
  • リノベーション竣工年: 2014年

玄関を入ると奥行きのある土間があり、左にLDK、右に寝室がある。寝室はアクリルの引戸で仕切られ、クローゼットがパーティションのように、目隠し代わりになっている。水まわりは一ケ所にまとめ、残りをLDKとしている。広いバルコニーとLDKが一体となるように、窓側にはインナーバルコニーを設け、内と外を曖昧につないでいる。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ
    「リノサポ」コンサルタント 森本寛之


    宅地建物取引士/二級建築士

    新築住宅を専門とする設計事務所、商業コンサルティング会社、デベロッパーを経験ののち、2008年に株式会社リビタへ入社。リノサポコンサルタントへ。
    「不動産」と「建築」。2つの職能・領域を横断しながら、お客様に最適な選択を提案いたします。都心で希少な100㎡を超える邸宅マンションを紹介するサービス「R100 TOKYO」も担当しております。
  • 設計

    atelier etsuko 山田悦子