お宅拝見

木のぬくもりと余白<2/3>



戸建てリノベの暮らしを伝え、
日本の住まいのあり方に一石を投じる。


ご主人:構造用合板はどこにでもビスが打てるから、後から壁を増やしたり、棚を付けたり、色を塗ったりと手を加えることが気軽にできるのも良いところですね。

——立体的に居場所が分かれていますが、全体的にはつながっているし、面積にゆとりがあり、余白が多い。暮らしに合わせて、住みながらアレンジしていける大きな箱のような空間ですよね。リノベ済み戸建てといっても、住まい方は住み手次第というわけですね。Dさんご夫妻はとてもお上手に編集され、住みこなされていると感じます。ご入居されて数ヶ月とは思えません。

奥さま:入居前にフローリングのオイル塗装を自分たちでやったことも、愛着につながっているのかもしれません。メーカーの方に教えてもらいながら、一日で全フロアを塗りました。

 

ご主人:はがれたときの補修や、毎年のメンテナンスの仕方が理解できたので、安心しました。構造材が中に隠れていないから、メンテナンスがしやすいのも良いですね。購入前にリビタから、長期修繕計画の提案もあったので、家を自分たちで手入れしていく心構えもできました。

——自分たちで手を加え、手入れしながら家を育てていく。時代を経ても永く大切に住み続けていくには、建物としての価値と住み手の思いの両方が必要なのだと思います。

ご主人:この家を購入しようと思ったのも、住み手が自ら手を入れたり、家を大切にして永く住んでいくということを、中古戸建てで実現しようという、リビタの戸建てリノベのコンセプトに共感したからなんです。

——具体的にどのように共感したか、教えていただけますか?

ご主人:日本は人口が減少に向かっていて、すでに超高齢化社会となっています。今後はさらに高齢者が増え、一人暮らしの人が増えていくでしょう。街から人が減り、都市への集中が起こり、街自体も減っていく。スマートシティやコンパクトシティなど、集中的に地域を絞って、都市を整備する試みもすでに発生していますよね。その中でリビタが取り組む戸建てリノベは、都市の住宅市場に一石を投じるものになると思います。空き家の増加が問題となっている都市で、豊富にある中古戸建てのストックを活用し、リノベーションで永く安心して住める家として市場に流通させることができるのですから。この家を購入し、楽しみながら住んでいる姿を伝えていくことで、自分もプロジェクトに参加できればと思いました。
(※2014年現在空き家率は13%。2023年には21%になる、というデータもあります。<野村総研調べ2014.9 >)
 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 133.97(駐車場・地下室含む)㎡
  • 間取り: 2LDK+ロフト+地下室
  • 既存建物竣工年: 1986年
  • リノベーション竣工年: 2013年

ガレージからつながる地下室、玄関、寝室・バスルーム、ダイニング・キッチン、リビング、ロフトの6層が、立体的に連なるスキップフロア。寝室とバスルームはガラス張りで、広々としたウッドデッキにつながる。天井は小屋裏が剥き出しになっており、ほとんどの壁が構造用合板で仕上げられている。

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