お宅拝見

畳のロフト、窓のあるお風呂など、
一人仕様を極めたワンルーム<1/3>

4年前の転勤にともない、愛知県のご実家から会社の寮に転居した30代単身のTさん。在寮期間満了にともない、中古マンションを購入し、リノベーションをすることに。スイッチひとつまで自分の好みで選び、好きなものだけに囲まれた住まいを叶え、一人暮らしを満喫中だという。



将来に縛られず、今の自分が快適な住まいをつくる

 
―Tさんは会社の寮を出る必要があり、転居先として住宅を購入されたわけですが、「ひとまず賃貸で」とはお考えにならなかったのですか?

Tさん:寮が新築の分譲タイプのマンションだったのですが、賃貸住宅で同じような条件の物件を探すと予算オーバーになってしまいます。東京の賃貸事情を考えると、購入したほうが負担を抑えつつ満足できる家に住めると考えていて、2年ほど前から新築やリノベーション済のマンションを見学していたんです。
 
―新築・リノベーション済のマンションは、どのような印象でしたか?

Tさん:新築マンションは価格が高く、設備も過剰な印象を持ちました。リノベーション済のマンションもディテールが好みではなかったりして、購入には踏み切れませんでしたね。



―中古マンションを買って、リノベーションをしようと思われたのは、その後ということですね。

Tさん:自分でリノベーションするのがいちばん満足度が高く、予算的にも身の丈に合った住まいにできるのではと考えました。でも最初は女性が一人でマンショを購入し、リノベーションをするなんてすごく大変そうで、やりたいけど無理かなという感覚もあったんです。その考えが変わったのが、リビタの「お宅見学会」に参加し、一人暮らしの女性がリノベーションをされたマンションで、施主の方のお話を聞くことができ、「これなら自分にもできそう」「やってみたい」という気持ちになりました。
 
―背中を押された施主の方のお話とはどのような内容ですか?

Tさん:家を買ったからと言って、ずっとここに住み続けると決めているわけではなく、結婚や出産などの転機には、賃貸に出す、売却するなどの選択肢も考えているというお話でした。
 
―Tさんは現在35歳。ご結婚やご出産などは当然意識されますよね。しかも転勤で東京に来られたということで、今後も異動の可能性があるのでは?

Tさん:海外も含め、転勤の可能性はあります。しかし、先のことはあまり考えていません。住まいを選択するときに結婚や出産、転勤など将来のことに縛られると、何も決められなくなってしまいますし、様々な事態に備えようとするとどうしても費用が膨らんでしまいます。私の場合は、今の自分がどのように暮らしたいかに的を絞り、完全に一人仕様でリノベーションすることにこだわりました。
 

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  • 専有面積: 39.5㎡
  • 間取り: 1LDK
  • 既存建物竣工年: 1974年
  • リノベーション竣工年: 2012年

玄関からつながる土間が続く通路に、上が畳の寝室、下が収納となるボックス型のロフト、ドアを黒板塗料で塗装したトイレ、水まわりを配置。浴室にはリビングへ視線が抜ける窓もある。ワンルーム状につながるリビングダイングキッチンは、無垢材のフローリングで落ち着いた空間に。壁の一面だけラベンダーブルーで塗装している。天井は躯体を現しとし、ダークグレーで塗装。造作家具やキッチンはダークブラウンをベースとし、黒のアイアン金具などをポイントとして使い、全体的に落ち着いた雰囲気に仕上げている。