お宅拝見

豊かな自然と手頃な価格が魅力の
団地リノベーション<1/3>

5ヶ月の娘さんをあやしながら、二人仲良く取材に対応してくださる様子が印象的だったSさん夫妻。慎重派で堅実に物事を考えるというご主人と明るくしっかり者の奥さまが、リノベーションをするために選んだ物件は築43年の団地だった。調べれば調べるほどに良さが分かったという、その魅力とは?



豊かな緑と多世代コミュニティ、子育てにも優しい団地の魅力

 
―棟間隔が広くゆったりと建っていて、敷地内に豊かな緑が広がる環境は団地ならではですね。リノベーションをするにあたり、この団地を選んだ決め手はどのようなところですか?

ご主人:環境はもちろんですが、何より価格が約600万円とリーズナブルだったことが決め手です。長い年月をかけてローンを支払っていくのに、妥協して中途半端に高い買い物になるのは嫌でした。築43年ですが、管理がしっかりしていて古さを感じさせず、耐震補強も施してあったので、価格的に納得感がありましたね。

奥さま:実は台風の最中に見学に来たのですが、敷地の入り口から桜並木が続き、雨に濡れた緑がイキイキとしていて美しく見えました。共用部で雨宿りしているときに住人の方とお話し、「ここは本当に良いところよ」と絶賛されていたことにも背中を押されましたね。購入を決めた後も何度か足を運んだのですが、子どもたちが敷地内で元気に遊ぶ姿を見て、ますます気に入りました。
 
―ファミリーもたくさん住んでいるんですね。

奥さま:竣工当時から住んでいる年配の方も多いのですが、少しずつ世代が入れ替わり、ファミリーや若い人たちも増えています。私たち以外にもリノベーションをしたという人も何組かいるんですよ。
 
―団地の特徴として住人同士の距離が近く、絆が深いイメージもあります。最近では若者の中にも団地に興味を持つ人が増えていますが、そういった温かなコミュニティに魅力を感じるのかもしれませんね。

奥さま:子どもから年配の方まで多世代の人が住んでいる環境は子育てにもいいと思うんです。入居後、子どもが生まれてから住人の方に話しかけられる機会が増え、みなさんが気にかけてくれているのを感じます。
 
―ところでエレベーターがなく、6階建ての最上階という条件は気になりませんでしたか?

ご主人:エレベーターがないことは、資産価値としては不安な部分もありましたが、その分コストも抑えられ、住宅ローンなどのリスクが少なくなるので、将来が見える安心感があります。実際、階段は大変ですが、6階まで上ってくるから開けた景色も楽しめるので満足です。

 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 55.23㎡
  • 間取り: 2LDK
  • 既存建物竣工年: 1969年
  • リノベーション竣工年: 2012年

既存の間取りは、ダイニングキッチンと3つの個室に細かく分かれた3DK。南側にリビング、ダイニング、キッチンを最大限に取り、北側に寝室、玄関から続く広い土間を挟んで水まわりを配し、大きな建具で仕切るフレキシブルなプランに一新している。4畳の和室は個室として流用し、将来の子ども室として活用する予定。キッチンは壁側にコンロ、リビング側にシンクを配して対面式に。シンクの横にテーブルを置き、キッチン、ダイニング、リビングが一体となった家族の空間をつくっている。

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