お宅拝見

Rを描く木の壁で、
多彩な居場所を切り分け<1/3>

おだやかな口調で、でも熱を込めて家のことを話す建築好きのご主人と、やさしい表情で包み込むように、そのお話に耳を傾ける奥さま。そんなNさんご夫妻が、リノベーションによりつくりあげた家は、緑豊かな周囲の環境が、室内にまで続いているような、心地良くやわらかな空気に包まれていました。



仕事の利便性より暮らしの満足度が大切。公園と緑、環境で決めた。


―多摩センター駅から、大きな公園を抜けて、ここまで歩いてきましたが、とても緑が多くて気持ち良い街ですね。URの物件であるこのマンションも、棟間隔がゆったりしていて、植栽が豊富で、窓から見える緑も素晴らしい。正直、多摩センターの環境の良さに驚きました!実家が近いとか、馴染みがあったエリアではなかったんですよね?


家路を彩る広大な自然公園

ご主人:お互いの実家はここから1時間弱の距離にある23区内と多摩地域でもともと馴染みはなかったのですが、結婚前からよく二人でこの辺りをドライブしていて、広々として雰囲気が良いのと緑が多い環境の良さが気に入って決めてしまいました。都心勤務なので、通勤は不便になりますが、毎日の生活を考えると、住まい選びは仕事の利便性より暮らしの満足度のほうを大切にしたかったので。

奥さま:ずっと車で来ていたので、物件の内見のときに初めて周辺を細かく歩いてみたのですが、周囲の公園と団地の雰囲気が一体となって溶け込んでいるのを見て「何これ、スゴイ! もう決めちゃうかもね」と話していたんです。その言葉通り脇目も振らず、すぐに決めてしまいました。

Rの壁が空間を緩く仕切りながら繋いでいる
 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 80.73㎡
  • 間取り: 3LDK
  • 既存建物竣工年: 1987年
  • リノベーション竣工年: 2011年

玄関を入ると広い土間があり、Rを描く木の壁が訪問者を誘う。Rの壁の間口からは、オープンな収納スペース、寝室とワークスペース、さらに進むとキッチン、格子状の室内窓からダイニングがチラリと見える。さらに奥にはリビングや和室が備えられ、そのすべてが完全には仕切られておらず、ゆるやかにつながり、採光や通風、回遊性の高いプランとなっている。また、収納スペース、寝室、ワークスペースは、フレキシブルゾーンとなっており、壁はつくらず家具で空間を切り分け、将来への暮らしの変化に対応できる可変性も備えている。

PROJECT MEMBER

  • 株式会社リビタ
    「リノサポ」コンサルタント 大嶋亮


    宅地建物取引士/既存住宅アドバイザー

    兵庫県生まれ。商空間の設計施工会社で営業、現場管理、設計などを経験。その後、建築設計事務所へ転職し住宅・店舗設計を担当。2008年に株式会社リビタへ入社。
    リノベーションの得意な不動産コンサルタントとして、建築的な知識・目線、不動産知識・経験則を活かした売却戦略や賃貸など中長期的な目線で、一人ひとりに最適な暮らし方や住まい方を提案いたします。
  • 設計 

    sinato
    大野 力