お宅拝見

気分や用途で使い分け
家族みんなでシェアする土間とロフト<3/3>

◎水まわりを囲んだ黒板の壁で、家族のスケジュールを共有

ご主人:キッチンの正面にある水まわりは、3面が黒板塗料で塗装した壁で囲まれています。黒板には、2カ月分のカレンダーと家族や仕事の予定を書きこんで、スケジュールの共有に役立てています。供働きで忙しい毎日なので、予定が一目で分かるのはありがたいですね。


黒い壁は全て黒板塗装

奥様:黒板に予定を書き記すようになってから、主人が頼んだ用事を忘れることが減りました(笑)。子どもは3面にぐるっと線路の絵を描いて、大きな黒板を立体的に使って喜んでいますよ。今後も成長とともにどんな使い方を思いつくか楽しみですね。


壁一面のキャンパスは家族のコミュニケーションツール

―引っ越してきてから、変わったことはありますか?

ご主人:住人同士のコミュニケーションが生まれました。きっかけは共同菜園に花の苗を植栽するワークショップ。その後、インターネットの掲示板を通じて情報交換するようになりました。


引渡し後に開催されたワークショップの様子

奥様:最初はワークショップで植えた苗について、「追肥をしたらよく育ちました」とか「冬は室内に入れたほうがいいらしいです」といったやり取りをしていたのですが、あるとき思い立って「食材を持ち寄って、多摩川でバーベキューをしましょう!」と提案したら、10家族以上、40人くらい集まったんです。2〜3家族来てくれればと軽い気持ちで呼びかけたのですが、予想以上にたくさんの方が参加してくれて嬉しかった。もっと交流したいという思いを皆さんも持っていたということが分かり、それからはぐっと距離が縮まりました。

ご主人:住人が自由に使えるシェアリング倉庫があって、そこにバーベキューセットも揃っていたので、気軽に提案できました。ガーデニング用品や大工道具も収納されているから便利ですよ。


「あったら便利」な道具が集まるシェアリング倉庫

奥様:共有部のコミュニティスルームには、住人の方が持ち寄ったおもちゃや絵本がたくさんあり、子どもが喜んで遊んでいます。子どもを遊ばせておいて、親同士がおしゃべりを楽しめるキッズルームのような場所ですね。


子供の遊び場だけでなく母親達が集まり女子会も開かれているコミュニティルーム

―これからやってみたいことは?

ご主人:将来的に子どもが大きくなってきたら、広さがあるリビングを家具や壁で仕切って、子ども室をつくることも考えています。でも、誰がどの部屋というのではなく、自由にいろいろな場所を使い分けて、家族みんなで家中を共有できるのが理想ですね。

奥様:土間の使い方をもっと工夫していきたいと考えています。夏場は土間にベッドを置いて寝室にするとか、思いがけないアイディアが浮かんで楽しいですね。今の生活に合わせて空間をつくっているので、将来的にライスタイルが変わったら、もう一回リノベーションするのもアリかなと考えています(笑)。

 


 
文:村田保子/撮影:鈴木拓也
 

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  • 専有面積: 69.52㎡
  • 間取り: LDK+ロフト付き収納2つ
  • 既存建物竣工年: 1986年
  • リノベーション竣工年: 2011年

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