お宅拝見

モノも場所も時間も、家族みんなでシェアするくらし<2/3>

―プランのコンセプト、こだわりのポイントを教えてください。

◎回遊プランで家全体が子供の遊び場に


Aさん:リノベーションは自由設計コースで、フルスケルトンにすることを前提に、考えていきました。子供たちが自由に走り回れる家にしたかったので、設計者の方には、回遊性のあるダイナミックなプランにしてほしいと伝えました。出来上がったのは、トイレと収納を中心として、玄関からキッチン、リビングダイニング、子供室、寝室までがつながったプラン。寝室にあるウォークインクローゼットの壁も一部開放し、寝室とつなげて回遊性と通風を確保しています。子ども室や寝室などの個室は、必要なときには建具で仕切ることもできますが、普段は開け放しているので、6歳と2歳の子どもたちにとっては家全体が遊び場になっていますね。
 
  
各部屋の扉を開け放てば駆け回れる子供の遊び場に。

◎友達が集まりやすい、広い玄関や庭がある空間


Aさん:夫婦ともに料理が好きで、お酒が好き。友達や仲間と一緒に時間を過ごすのが好きだから、たくさんの人を呼んで、ホームパーティができる家にしたかった。長い土間が続く玄関には、50足のシューズを収納できるオープンな下足棚を壁面につくり付けました。第一印象で家を広く感じさせる場所となっています。たくさんのゲストを迎えるためにも、この広さは必要スペックでしたね。

キッチンはリビングに面してオープンな造りで、キッチンツールや道具を吊るして収納しています。物がたくさんあっても絵になるカフェの厨房のようなイメージ。庭に面した広いリビングは、庭も取り込んでたくさんのゲストがくつろぐことができる場所。マンションだけど、庭とつながっているから平屋のような居心地もあります。

 
 
左)キッチンからリビング、専用庭まで一体的につながる開放的な雰囲気。
右)玄関扉から続く長い土間と、壁一面の下足棚

◎家族で収納や場所をシェアするライフスタイル


Aさん:リビングの壁面にはファミリーライブラリーとして大容量の本棚、一角にはワークスペースもつくりました。ウォークインクローゼットも、収容量や物の位置を一目で把握できるように棚はオープンに。下足棚、本棚、クローゼットなど、家族でシェアしながら使うこれらの棚は、デザインのアクセントにもなっているし、デッドスペースがないので使いやすいです。

一人でこもる男の書斎には興味がなく、賑やかな場所のほうが落ち着くので、家族みんながリビングに自然と集まり、食事やお茶をしながら本を読んだり、仕事や勉強をしたりと、思い思いに過ごせる場所になることが理想。リビングの本棚に並ぶ本や親が仕事をする姿が、子供たちへの良い刺激になればと思います。


モノも場所も時間も、家族皆でシェア。

◎ラフでざっくりとした男子っぽいインテリア


Aさん:仕上げはざっくりしたラフな感じ、どちらかというと男子っぽいインテリアをイメージしました。床はショップのように、一目で素材の上質さが分かるナラのフローリング。壁は部分的に黒板塗料やポーターズペイントなどで、目線が行く面に色をつけてアクセントに。一部の壁やキッチンの側面には、白の羽目板を使って、カリフォルニアの西海岸の雰囲気を取り入れています。キッチンの壁に大きめの白いタイルを使って、オープンな棚をつけたこともこだわり。お気に入りの鍋や食器を飾っています。




上)壁一面をポーターズペイントでアクセントに。
下)コックピットのようなキッチンには、本格的な調理器具や食器が並ぶ。

 

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  • 専有面積: 84.87㎡
  • 間取り: 2LDK
  • 既存建物竣工年: 1989年
  • リノベーション竣工年: 2011年

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