お宅拝見

昭和レトロにリノベーション。築60年の一軒家の味わいを活かす<2/3>

―現在の住まいはどのように探したのですか?

Fさん:リビタにお願いしようと決めてから、仕事の都合でしばらく物件探しを中断していたのですが、たまたま妻の実家の隣の土地が古家付きで売り出されるという話があり、リビタに仲介をお願いして購入することにしました。古家は築60年の木造2階建てを、40年前にリフォームした元美容室兼住居。建替えを前提に実質土地だけの価格で販売されていたのですが、予算的に更地にして新築を建てる余裕もないし、元々中古の戸建てを探してリノベーションしようと思っていたので、本来、滅失される運命にあった古家を活かすことにしました。言い換えれば、「リノベするしかなかった」とも言えます(笑) 。


左)BEFORE(外観)
右)AFTER(外観)

―中古を買うことに対する不安はありませんでしたか?

Fさん:元々、中古品の傷やへこみ、剥がれなどの経年劣化にはまったく抵抗がなく、むしろ好きで、逆に真新しいものにはあまり興味を感じません。以前から年代ものの家電や雑貨をコレクションしていて、古いものやヴィンテージへの愛着は人一倍持っています。
また、学生時代にニューヨークに留学していた時に、アンティーク家具付きの築100年のアパートに住んでいた経験があり、古い空間で古いものに囲まれて生活することの心地よさを知りました。古い建物の内装を改装したギャラリーやショップなどが並ぶ街並みを見て、新旧の要素が共存している様子に共感を覚えたこともあって、最初から「新築」は考えませんでした。

しかし、古いが故の不安要素やマイナス要素が少なからずあるのも確かで、基礎部分の補強・耐震工事、雨漏りの補修のための屋根の葺き替えなど、安全に住むために必要な最低限の工事には、結果的にリノベ費用全体の約半分をかけました。見た目には関係しない地味な工事ですが、中古の不安を取り除き安心して生活するためには絶対外せない予算でもあります。


入口には既存のものを残した懐しい赤い郵便ポスト。玄関を入ると広い土間が広がる。


―この住まいを選んだ決め手は?

Fさん:なんといっても立地が妻の実家の隣だったことです。建物をリノベーションすれば、予算の折り合いがつけられることも決め手でした。物件は18年間空き家だったので、相当の傷みを覚悟していたのですが、内覧してみると意外ときれいな状態だったので、上手く活かせばいい方向に持って行けそうだと。セミナーなどに参加して、いろいろ勉強していたことで、「元はどうあれリノベーションすれば変わる」と、既存の状態に惑わされずリノベーション後のイメージを持つことができたのも、スムーズな決断につながっています。


上)AFTER(室内) 下)BEFORE(室内)
 

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  • 専有面積: 99.38㎡
  • 間取り: 4LDK+土間
  • 既存建物竣工年: 不明年
  • リノベーション竣工年: 2011年

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