お宅拝見

6mの壁面収納をポイントに、多彩な色と素材でコーディネイトする壁<3/3>

◎ピンクの壁と躯体の梁でつくるコントラスト

Oさん:コアである水まわりの箱は、壁をピンク色に塗装しました。この箱はリビング、寝室、玄関など、どこからでも見ることができるので、シンボリックなものになればいいなと考え、浮き立つようなビビットな色を選んでいます。ベースとなるのは真っ白に塗装した壁、天井は少しトーンを落としアイボリーっぽい白にして白のボリュームを調整。そこにピンクの壁や躯体のコンクリートの色をそのまま活かした梁などを組み合わせ、空間に奥行きとコントラストを持たせることも考えました。



◎ファッション感覚で壁や床をコーディネイト

Oさん:寝室は雰囲気を変えるために、壁には光沢のある柄クロスを使い、フローリングの色も濃い目で幅の細いものを選び、メインの空間とは変化をつけています。壁や床などの素材は、色や質感など多種多様なものを使いたかったんです。子供が育っていく環境なので、いろいろなものを見たり、触ったりできたほうがいいなと。コストを調整していくという意味でも、高価な仕上げを使えるわけではないので、普通にやっていくとチープになってしまいます。いろいろ使って変化をつけることで、チープに見えないように考えながら、全体のバランスの中で色や素材を決めました。どういう素材感と色を配置していくかは、ファッションと同じ感覚ですね。


さまざまな色・柄・素材がバランス良く組み合わされている。

―これからやってみたいことは?

Oさん:子供室はすぐには必要ないと思っているので、最初からつくることはしませんでしたが、数年後に子供のためのスペースとして、リビングの一角にベッドが一つ置けるくらいの小部屋をつくりたいなと思っています。今は常時に引き戸をオープンにして、ワンルーム状態で暮らすのがとても快適。1歳の娘もリビングから寝室まで楽しそうに走り回っています。




 
文:村田保子/撮影:鈴木拓也
 

間取り・プランを見る

  • 専有面積: 67㎡
  • 間取り: 1LDK
  • 既存建物竣工年: 1992年
  • リノベーション竣工年: 2010年

PROJECT MEMBER