お宅拝見

求めていたのは適度な自由と、確かな納得感<2/3>

―プランのコンセプト、こだわりのポイントは?

家族が思い思いに過ごすいろいろな場所をつくって、日常に変化を生み出す空間にしたいと思っていました。90m2の広さと3LDKの元の間取りを活かし、リビングとダイニングを分け、複数のくつろげる場所をつくり、既存のものをそのまま利用したキッチンは新たに壁で仕切ってあえて個室に。さらに、寝室から浴室、玄関へと動線をつなげるなど、間取りに回遊性をもたせ、人の動きにあわせて心地よく風が通る空間となっています

◎家族のライフスタイルにあわせた間取り

リビングで本を読むときは、キッチンは見えないほういがいいし、料理をするときには勢いよく調理したいから、キッチンは隠れていたほうがいい。匂いがリビングなどに移ってしまうという問題もあります。5歳の娘がいますが、いつも一緒にいる必要はないと考えていて、子ども部屋がリビングやキッチンから見えるより、ある程度距離を置いて一人でいる時間をつくったほうがいいと思うんです。そんな風に、私たち家族がどう暮らしたいか考えていくことから、独立型のキッチン、分離したダイニングとリビング、ダイニングと引き戸で仕切った子ども室などの間取りを導きました。







◎リビングとダイニングを分けて

以前ロンドンで暮らしていたのですが、その頃、食事が終わると、 別の部屋に移動してみんなでお茶やお酒を飲んでくつろいでいました。リビングとダイニングを分けたのは、そういった発想から。友達が遊びにきたときは、ダイニングで食事をして、その後リビングに移動したり、天気が良ければテラスに出てお茶を飲んだりしています。部屋を細かく分けると狭くなってしまいますが、狭いからこそコージーな雰囲気になることも。気分によってダイニング、リビング、テラスを使い分けていますが、くつろげる場所がいくつもあることは、暮らしの豊かさにつながっていると感じますね。







◎風が抜ける回遊性のある間取り

ダイニングと一体となる子ども室、リビングからつながるバルコニー、さらに寝室から浴室、玄関へと家全体をぐるりと回遊できる間取りにしたのは、風通しを良くするためです。人が頻繁に通る動線をつくることで、自然に空気が循環するという効果があります。

 
 

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  • 専有面積: 90.83㎡
  • 間取り: 2LDK
  • 既存建物竣工年: 1991年
  • リノベーション竣工年: 2008年

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