お宅拝見

好きな街で、自分たちらしく、住まうこと<2/3>

―それでは、お二人がシンプルな気持ち良さを求めてできたお住まいをご紹介していただきましょう。まず、玄関ドアを開けると土間が広がっていますね。

Kさん:はい、玄関位置は北側ですが、窓があってとても明るかったので、玄関からつながるように、自転車など大きなものが置ける収納スペースとして「土間」にしました。さらに、北側の一室をベッドルームにしたのですが、ここではあえて土間との間に壁を作るのをやめ、収納でゆるやかに仕切ってベッドルームとつなげました。そのおかげで玄関から寝室、通路まで回遊できるようになり、光も風も通るようになりました。風通しがいいので、この夏(7月下旬現在)はまだエアコンをつけていないくらい快適です!


玄関を開けた様子。手前を右にすすむと室内へ。奥まで続く土間には自転車を収納。そこから寝室へ続いている。
手前に写るイスは世界最大とも言われるアンティーク街、クリニャンクールの蚤の市で買ってきたという小さなイス。
奥さまは古道具が好きで、一目ぼれしたそう。

―バス&パウダールームは、真っ白で明るいですね。

Kさん:お風呂は「必要な機能だけあればいい」と考え、松下電工のシンプルなものを選びました。実はこれはリビタの『リノベーション済みマンション』でもよく使われているんですよ(奥さま)。



―続いてリビングダイニングキッチンのこだわりは?

Kさん:今回のリノベーションで唯一、大がかりな工事を入れたのがこのキッチン。人造大理石のカウンターとシンクが一体になっているので、パッと見では汚くみえないっていうのがポイントです(笑)それに、遠くからみてもあまり水場って感じがしないところがお気に入り。カタチはリビタでも人気のペニンシュラ!上の作業台が十分大きいのですが、プラスαでキャスター式の作業台もつくりました。稼動できるので便利です。


リノベーション前にあった壁を抜いてオープンキッチンに。


左)角部屋のためキッチン壁にも窓が。作業台も広々!

右)奥さまの趣味の陶芸でつくった数々のお皿たち。手作り皿で手料理を食べる生活は素敵ですね。

―続いて和室では、どのようなリノベーションをされたのですか?

Kさん:和室をリノベーションする最、隙のない正統派の和室ではなく、クールでモダンな洋風の和室でもなく、手作り感のある白い和室にしたいと思っていました。そこで、障子や天袋など既存のものを白く塗装しました。畳は藺草(イグサ)です。最近、スタイロ畳が一般的になっていますが、藺草の質感とか、素足感とか、あの匂いとか・・・本物にこだわりました。何より職人さんが一生懸命作ってくれた畳ですからね。大事に使おうって思っています。

―和室にもエントランス同様に土間がありますね。そして大きな機械らしきものも。もしかして土間をつくった本当の理由は・・・?

Kさん:はい、土間を採用した最大の理由は、(奥さまの趣味である陶芸の)電動ロクロをおくためです。さすがに畳やフローリングの上に置くのはNGなので、それに耐えうる素材で土間のようなスペースをつくりました。


壁際に置いた低いテーブルのようなものは昔、着物などを裁縫するときに使われた“裁ち板”で、
古道具屋で買ってきたそう。青いポスターは、お二人お気に入りの空の写真。

―壁と床へのこだわりをおしえてください!

Kさん:壁も床も素材感と手触り感を大切にしたかったので、壁は白い塗装に、そして床は無垢のフローリングにしました。難しかったのはここを床暖房にする計画です。無垢は自然のそりがでてしまうものなので、床暖房のような強制的な熱には弱いんです。選択できる無垢床はそれほど多くないのですが、そんな中から手持ちの家具に合うものを決めていきました。



 

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  • 専有面積: 77㎡
  • 間取り: 3LDK
  • 既存建物竣工年: 1984年
  • リノベーション竣工年: 2008年

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