豊かに暮らすひと

暮らすように働く生き方で、まちを楽しむ二拠点生活。<4/4>
岸本 千佳さん 不動産プランナー(addSPICE代表)

京都で不動産プランナーとして活躍する岸本千佳さん。不動産の企画から仲介、管理までを手がけるほか、「京都移住計画」の不動産担当として京都への移住や二拠点生活を希望する人への不動産紹介も行っています。東京で不動産ベンチャーに勤めた後、京都で独立起業。そして今年、結婚を機に京都と和歌山の二拠点生活を開始。ふたつのまちを行き来しながら、暮らすように働く岸本さんの生き方には、まちを楽しみ暮らすヒントが詰まっていました。

岸本 千佳さんのお気に入り

お気に入りの「場所」

鴨川の河川敷
京都民も旅行者も、誰もが思い思いに過ごせる自由な場所
 
「鴨川の風景に幸せを感じます。特に丸太町より上に行くと、河川敷で過ごす人たちの自由度が上がって、体操をしている学生さんとか、上半身裸になって日焼けしているおじさんとか、足を川に入れて遊んでいる子どもとか。自分も川辺でぼーっとしているというよりは、そんなふうに思い思いに過ごしている人たちを見ています。『こう過ごしなさい』『こう使いなさい』というふうに強制されていなくて、使い手に委ねられている感じがいい。きっと私は、この場所のような暮らしの場をつくりたいんだと思います」

お気に入りの「家具」

柳宗理のバタフライスツール
建築の道へ進む記念に買った、日本を代表するプロダクトデザイナーの名作
 

「高校までずっと文系だったんですが、建築の道に行きたいという想いが諦めきれず、一年浪人して建築学科のある大学に入りました。浪人中は、京都府立図書館に通って勉強していて、行き詰まると柳宗理やフランク・ロイド・ライトの本を眺めては、彼らの作品に想いを馳せて息抜きをしていました。合格したらこのスツールを買うんだ!と決めて必死に勉強して手に入れた、思い出のスツールです」

お気に入りの「道具」

toe to knee(トートーニー)のナップサック
コンパクトで機能的な、二拠点生活の相棒
 
「京都と和歌山の二拠点生活を決めたときに、気合を入れるために買ったもの。和歌山市の『norm(ノルム)』というお店で買いました。二拠点を始めるにあたって、事務所や住まいなど、いろんなものをコンパクトにしたんですが、日頃持ち歩くバッグも荷物を少なくできるようにと、あえて小さめのものを選びました。型取りした2枚の革を縫製したミニマルなつくりなのに、紐の通し方を変えていろんな持ち方ができる機能性の高さや、カジュアルに使えるけど革なのでシックというところも気に入っています」