豊かに暮らすひと

「ダブルローカル」が起こす楽しいハプニングのある暮らし<5/5>
後藤寿和さん・池田史子さん デザインユニット『gift_』

清澄白河の駅前に建つ昭和8年竣工の「清洲寮」。後藤寿和さんと池田史子さんのデザインユニット『gift_』(ギフト)は、2014年に清洲寮1階の元駐車場にギャラリー・カフェ・デザインショップ・オフィスの複合空間『gift_lab GARAGE』をオープンしました。新潟県十日町市松代にあるもうひとつの拠点『山ノ家』と東京の清澄白河を行き来する「ダブルローカルライフ」を実践しながら、「何かが起こる場」づくりに取り組み続けるおふたりに話を聞きました。

後藤寿和さん・池田史子さんのお気に入り

お気に入りの音楽

penguin café & cornelius『Umbrella』
音楽も「場づくり」の大切な要素
ふたりが好きなブライアン・イーノ主催の「オブスキュア・レーベル」から派生した「ペンギン・カフェ」の最新レコード。ブライアン・イーノと同じく、好きな系譜だというコーネリアスとコラボレーションしたレコードで、gift_lab GARAGEでも販売中。ペンギン・カフェとコーネリアスの楽曲をお互いに再構築した2曲と、ペンギンカフェの2曲、全4曲を収録。
 

お気に入りの場所

ジェームズ・タレルの『光の館』
地元の人にも親しまれている光のインスタレーション
『大地の芸術祭 越後妻有アート トリエンナーレ2000』で、光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品として誕生した。谷崎潤一郎の陰影礼賛にインスピレーションを得たもので、宿泊するインスタレーションとして公開している。池田さんは、崇高なアーティストの作品と崇めるのではなく、地元のスタッフが自分の言葉で作品の良さを語っている姿がいいという。『山ノ家』主催で、光の館での茶会を開催したりと、ギフトとも関係が深い。
 
『光の館』
http://hikarinoyakata.com/
新潟県十日町市上野甲2891
TEL/FAX 025-761-1090
 

お気に入りの本

『オラファー・エリアソン』『ジョン・ケージ』『フルクサス』のアートブック
ギフトの原点。ものの見方を学んだ本
「アートか非アートかはその人の視点にあり、アートだと思えばアートになる。視点のあり方こそがアートであると教えられた」と、池田さんが語るのがこの3冊。中でも、光や水、霧などの自然要素をアートに変換するインスタレーションを行うオラファー・エリアソンがフェイバリット・アーティスト。特に「視点の変換」に影響を受けたフルクサスという1960年代に起きた芸術運動についての「HAPPENING & FLUXUS」、同時代の前衛音楽家ジョン・ケージの本もお気に入り。