森の別荘のような居心地光降り注ぐ空間|お宅拝見

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森の別荘のような居心地
光降り注ぐ空間

目 次
  1. 1シンプルな箱に手を加え、自分たち好みの空間に育てる
  2. 2感覚的に居心地のいい場所に暮らしをレイアウトできる余白
  3. 3住み始めてからも楽しみがいっぱい。家を一緒に育てていくパートナー

Wさんご家族が現在お住まいの「井の頭の家」は、HOWS Renovation でリノベーション済みの戸建てとして販売されていた物件。当初は都心のマンションの購入を検討していたというWさんご夫妻は、たまたまこの物件と出会い、一目で気に入って即決しました。入居前に仕上げを中心に+αのリノベーションも実現。シンプルな箱であるHOWS Renovation の家を、自分たちらしく住みこなしています。ご夫妻に家との出会いやリノベーションについてお聞きしました。

シンプルな箱に手を加え、
自分たち好みの空間に育てる

——「井の頭の家」は、どんなところが気に入って、購入を決めたのですか?

ご主人 初めて空間に足を踏み入れた時の開放感ですね。大きな吹き抜けと階段のトップライトは印象的でした。また、1階は個室がありますが、扉は透明感のあるガラスの引戸で全体がつながっているのもいいなと思いました。子ども達が成長期になり、子ども部屋を用意できる広めの物件に引っ越したいと考えたことが、物件探しの動機でもあったのです。3つの個室が用意された間取りは、私たち家族にぴったりでした。

奥さま 井の頭公園から続く緑道に面してバルコニーがあり、さわやかな風が流れる別荘のような居心地の良さが決め手でした。トップライトから降り注ぐ太陽の光に恵まれ、視線の先には豊かな緑が目に入ります。吉祥寺駅から徒歩10数分という便利な立地で、自然の中で暮らすことを叶えられる環境に惹かれました。

——HOWS Renovationの物件は、シンプルでつくり込まれていないことも特徴の一つです。Wさんご家族は入居前に、好みの空間に近づけるために、手を加えられたそうですね

ご主人 空間はとてもシンプルで、壁・天井などは合板をあらわにした状態でした。暮らすために必要な箱を、住み手が自由に育てていけるというHOWS Renovationのコンセプトも面白いなと感じたポイント。それならばと、プロにスタイリングを依頼し、多様なシーンを加えていくことにしました。目指したのは、モダンでラグジュアリー感のある別荘と住居の中間の居心地です。

奥さま 間取りはほとんど変更していませんが、1階のアトリエは主人の書斎を設けるために、間仕切り壁を新たに立ち上げ、英国の「ピュア・モリス」の壁紙を張りました。階段を上がったところにある2階のインナーテラスにも同じ壁紙をセレクト。ここは「モリスの部屋」と呼んでいます(笑)。この壁紙はクラシックな植物柄。緑に囲まれた周辺環境を意識して選びました。2階のLDKの壁の一面には、外壁用のレンガを張っています。重厚感があり、モダンな印象が加わりました。

淡い色が空間に調和する、ピュア・モリスの壁紙(写真左側の壁面)
上記のbefore写真。購入時は合板現しの、シンプルな姿だった

ご主人 1階の玄関とシュークローゼットは、無機質なコンクリートのシーンに変化を加えたいと思い、天井にはスポットライトを増設し、ヴィンテージの家具を置き、サックスブルーのカーテンで明るさと軽やかさを出しました。これから絵を飾ったりしていきたいですね。自分たちで考えながら、丁寧につくり上げていくことで、より愛着のある空間になりました。入居までのスケジュールに余裕があったので、じっくり時間をかけて納得のいくものを吟味し、少しずつつくっていく楽しみも味わうことができました。

光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地
光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地

感覚的に居心地のいい場所に
暮らしをレイアウトできる余白

——2階はL字に空間が連なるワンルームのLDK。どこにダイニングテーブルを置いて、どう暮らすか、自由度が高い空間ですね。レイアウトはどのように考えていったのですか?

ご主人 ドイツTECTA製の、木の葉のような不定形な天板のダイニングテーブルを選び、ヴィンテージのガーデン用アイアン製フェンスを設けて、空間をゆるやかに仕切っています。フェンスの向こうのバルコニー側がなんとなくリビングですね。このテーブルは座る場所や人数に自由度があるのがいいところですが、空間にゆとりがあるので、上手い具合に配置することができていると思います。存在感のあるフェンスも、すっきりと馴染んでいます。余白がたくさんあるから、家具や照明などの選択肢も多くなり、住み手がより柔軟に住まいをつくっていくことができる空間なのだと思います。

光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地

奥さま バルコニー側にソファを置いていますが、窓を開けてそこにたたずんでいると、緑道を伝う風が入ってきてとても気持ちいいんですよ。ご飯を食べる場所、くつろぐ場所、本を読みたい場所など、感覚的にここでこうしたら気持ちいいだろうなという感じで、配置も決まっていきましたね。

ご主人 家の中に居心地のいい場所がたくさんあるなと感じます。住み始めてすぐに、もう何年も暮らしているかのように、私たち家族の生活にしっくり馴染みました。

光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地

奥さま 気持ちがいいだけではなく、暮らしやすさも感じています。キッチン、水まわり、洗濯を干すバルコニーなど、家事動線が2階に集中していますから、昼間は2階だけで暮らしが完結し、効率的です。その分、1階に下りると居心地が切り替わり、上下階でメリハリがありますね。

——2階の水まわりがとても広い空間であることも、この家の大きな特徴です。この空間はどんな居心地ですか?

ご主人 水まわりは、床、壁、天井が真っ白で、明るくて開放感があり、他の場所とは少し雰囲気が異なりますが、窓から額縁で切り取ったように木々も見えて、とても居心地がいいんです。空間の余白をどのように使うか決めていませんが、ここにソファやテーブルを置いて、居室のように使うのもいいなと考えています。

光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地
光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地
光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地

住み始めてからも楽しみがいっぱい。
家を一緒に育てていくパートナー

——「井の頭の家」のことは、どのように知ったのですか?

ご主人 当初はリビタのR100 TOKYOの物件を希望していて、ウェブサイトを定期的に見ていました。子ども達の個室をつくることを考えると、面積は100㎡以上欲しかったので、R100 TOKYOのコンセプトがぴったりだなと感じていたのです。たまたま検討していた時期に、「井の頭の家」が販売されることを知りました。

奥さま 実はリビタのウェブサイトで階段の吹き抜けとトップライトの写真を見た時に、ほぼ心は決まっていたのです。実際に見にきて「これだ!間違いない」と確信、吉祥寺や井の頭公園も近くにあり夫婦とも即決でした。

ご主人 R100 TOKYOのマンションをイメージしていて、戸建ては想定外だったのですが、方向転換してもいいと思わせる出会いでした。床や壁に映る木漏れ陽の揺らぎが、まるで森の中にいるかのような感じでした。不動産は出会いが大切。迷っているとチャンスを逃してしまいますので、躊躇はなかったですね。春は庭の桜、新緑や紅葉の時期もいいですよ。別荘気分が普段の生活にとけ込んでいます。緑道沿いに井の頭公園に散歩に出て、そのまま吉祥寺で夫婦でランチを楽しむこともあります。

光降り注ぐ空間と森の別荘のような居心地

——リビタのサービスを利用してみて、いかがでしたか?

ご主人 一般的に、住宅を買った後で販売会社と付き合うことはそれほどないと思いますが、リビタの場合は、リノベーションや住宅にまつわるサービスを川上から川下まで提供していることから、購入してから付き合いが始まった感じで、それは他の会社にはない魅力だと思います。アフターケアが定期的にあることはもちろん、イベントやセミナーに参加し、住み始めてからも、心地良い住まいへのヒントをもらっています。毎年開催されている「インテリア蚤の市※」も楽しみにしているんですよ。(※編集部注:会員さま向けに不定期開催)

また、購入後にスタイリングの追加リノベーションを行ったことで、発見もありました。手を加えやすいつくりになっていることを実感出来ましたし、リノベーションの施工データが保存されているので、手を加える際の注意点を相談したり、アドバイスを戴いたり出来ました。一緒に家を育ててくれる頼もしいパートナーを得たと感じています。近いうちに、リビタが手掛けた金沢や京都のリノベーションホテルも妻と訪ねてみたいなと思っているんです。家のことだけではなく、暮らし全般に興味や楽しみが広がっていくのを感じています。

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文:村田保子/撮影:古末拓也
取材・撮影:2018年7月
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